アルコールをよく飲む

肝臓は「沈黙の臓器」とも呼ばれ、機能が落ちても症状が現れにくく、異常が出た時にはかなり症状が悪化しています。
肝臓は、有害物質を解毒する働きがあり、アルコールも肝臓で分解されて体外へ排出されます。
他にも、炭水化物・タンパク質・脂質などの栄養素をカラダで利用できる形に変えたり、胆汁を産生して脂肪の吸収を助けたり、古くなった赤血球を分解したりとカラダにとっては「代謝と合成の主役」です。
 
アルコールをよく飲む方では、アルコールの分解が常時行われており、その他の有害物質や栄養素の代謝や合成に影響を与えることが知られています。
薬を飲むときに、アルコールを控えるように言われる場合も、薬の代謝がアルコールの代謝によって邪魔され、薬の効果が出過ぎてしまうことがあるためです。
 
肝臓の機能が低下した場合は、自覚症状として疲れやすくなったり微熱が続く事もあります。
 
普段からアルコールを良く飲む方は、休肝日を持つこととともに、アルコールの代謝を助けたり、肝臓の働きをサポートするサプリメントを補助的に使うとよいでしょう。
 
 
 
 
 
 
田七人参   おすすめ度 ★★

 

中医学で伝統的に珍重されてきた高麗人参と同じウコギ科の植物で、サポニン配当体ジンセノサイドが含まれます。ジンセノサイドの含有量は高麗人参よりも多いとされ、その他アミノ酸、ビタミン、ミネラルが総合して効果を発揮すると考えられています。

 

心臓冠状動脈の拡張作用や血管抵抗の低下作用、循環改善作用が期待され、動物実験では認知機能の改善作用や抗炎症作用も報告されています。

 

短期間では効果が期待できず継続する必要がありますが、かなり高価なものですので費用対効果を考える必要があるでしょう。

 

成分に由来する、口渇、動悸、発疹、悪心、不眠などを認める場合があります。

 

 

プロポリス  おすすめ度 ★★

プロポリスは、ミツバチが樹木から集めた植物成分にミツバチの分泌物が加わって作られた物で、強い殺菌作用や抗酸化作用を持っています。

 
有効成分は、フラボノイド類やテルペン類でこれらが、抗酸化作用、抗菌作用、肝臓保護作用、抗炎症作用、胃粘膜保護作用などの多彩な効果を示すと考えられています。
 
日本でも多くの基礎研究がされており、有効性が認められています。
 
 
原産地によって成分が異なり、ブラジル産のプロポリスが優れているとされています。
 
 
マリアアザミ

おすすめ度 ★★

 
 
マリアアザミは、ヨーロッパで伝統的に様々な肝臓の病気に利用されてきたハーブで、薬剤性の肝障害予防に特に効果が高く、他にもアルコール性肝障害、ウイルス性肝炎、肝硬変などに有効だとされています。
 
 
肝機能保護作用を持つ有効成分としては、フラボノリグナン類があり、中でもシリビン・シリジアニン・シリクリスチンとう3つの成分が特に重要です。(総称してシリマリンと呼ばれています)
 
基礎研究では、肝細胞保護作用、抗酸化作用、抗がん作用、胃粘膜損傷修復作用、抗炎症作用などが報告されています。
 
広く臨床試験が行われ、有益なデータが得られています。
 
一般的には、シリマリンとして1日200〜400mgを摂取しますが、短期間では効果を実感しにくいため、長期的に服用し評価しましょう。
 
 
ウコン
おすすめ度 ★★
 
 
ウコンは、インド原産のショウガ科の植物でターメリックとして知られ、カレーなどの香辛料や食用色素として用いられています。
 
主成分のクルクミンは、強い抗酸化作用や解毒作用が期待されている成分です。
 
基礎研究では、クルクミン、および代謝物のテトラヒドロクルクミンが抗酸化力によって、LDLコレステロールの酸化を抑制し、動脈硬化を予防することが示されています。
 
また、肝臓の働きを助け、アルコールなどの負担から肝機能を保護することが期待されています。
 
 
ウコンには、ハルウコン・アキウコン・ガジュツの3種類ありますがクルクミン含有量が多いのはアキウコンで、広くサプリメントとして使用されています。
 
健康維持や疾病予防目的としては、1日30mg程度が一般的に用いられています。
 
 
セサミン

おすすめ度 ★★

 
 
セサミンは、ごまの種子に豊富に存在するゴマリグナン類の一種で、ごま種子中には0.3〜0.5%程度存在します。
 
予備的な臨床研究では、脂質異常改善作用が報告されており、具体的には1日あたり30〜60mg程度のセサミンを8週間服用した結果、LDLコレステロール値の低下が認められたという研究報告があります。
また、基礎研究では抗酸化作用、抗がん作用、抗炎症作用などが示されています。
 
ごまに含まれるセサミンは、0.3〜0.5%程度であり、有効量を摂ろうと思うとかなりの量を食べる必要がありますが、栄養豊富な分カロリーが高く、カロリーオーバーが心配です。
 
通常の食品の成分であり、安全性も高く利用する価値はあるでしょう。
 
 
レシチン

おすすめ度 ★

 
レシチンは、脳や神経組織、肝臓に多く含まれるリン脂質で細胞膜を構成する成分です。
神経伝達物質のアセチルコリンの原料ともなり、脂質代謝を正常に維持し、肝臓を保護する働きがあります。
適切な食事を摂っている場合には不足する事はありませんが、サプリメントを摂ることで肝臓や脳の機能を保護する効果が期待されています。
 
 

 

 
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