エイジングケア

 
女性なら誰でも、「年齢よりも若く見られたい」という望みはあるのではないでしょうか。
 
20歳までは、それほど個人差は見られず、皆一様に美しい、ハリのある肌をしています。
ただ、20歳を過ぎると、個人差が大きくなり30歳になると見た目年齢にかなり差がでてきます。
特に高齢になると、肌質だけではなく、姿勢や動き、活動量など生活の質にも老化の兆しが出て、「歳をとったな」と改めて実感する方も多いでしょう。
 
この「差」は、60兆個とも言われる細胞の働きをいかに保てるかにかかっています。
 
年齢を重ねると起こるのは、
①活性酸素の害が増加し、その修復が遅れる
②必要な生理活性物質が合成されにくくなる
 
ということ。
 
①には、「抗酸化成分の積極的な摂取」「活性酸素を必要以上に増やさない生活スタイル」
②には、食事やサプリメントから補う
 
ことで対応できます。
特に、加齢に伴い減少する体内成分の補給は、中高年では有効な方法です。
 
エイジングケアの生活スタイル
①煙草は吸わない
②過食しない
③紫外線を避ける
④11時には就寝する
⑤抗酸化成分を多く含む野菜・果物を摂る

 

ピクノジェノール  

おすすめ度 ★★

 
ピクノジェノールは、フランス南西部に自生する松の樹皮の抽出物で、フラボノイドに属するファイトケミカルです。
 
強力な抗酸化作用をもち、活性酸素による酸化スレスによって生じる老化現象や生活習慣病に対する効果が報告されています。
 
臨床試験においては生活習慣調の改善では100〜200mgという用量で用いられました。
 
 
生活習慣病の予防や改善効果を得るには短期間では効果が期待できず、継続する必要があります。また、利用するサプリメントの含有量が十分量であるか、確認して利用しましょう。
 
マルチビタミン&ミネラルや、ビタミンCほど絶対に必要なものではないですが、さらに肌力・アンチエイジング力を上げたい場合には試してみるのもよいでしょう。
チソロール
おすすめ度 ★
 
 
オリーブ果実に含まれるポリフェノール類で、強い抗酸化作用があり、チロシナーゼ活性阻害によりメラニン産生抑制に働きます。
 
ヒトでの臨床試験は十分ではなく、食用としてオリーブオイルを利用するのが良いでしょう。
オリーブオイルは、手絞りのエキストラバージンオリーブオイルが最もポリフェノールの含量が多いとされてまいます。
 
美容目的では、良質のオリーブオイルをおおさじ1杯程度毎日摂ることが最良でしょう。
 
オリーブオイルを選ぶ時の注意点
①値段は2000円前後のものを選ぶ 安い物は溶媒抽出されていたり、酸度が高かったりと粗悪品が多い
②手摘み、低温圧搾で採取されたものを選ぶ
③瓶、できれば缶に入っているものを選ぶ。プラスチックボトルは論外。
 
 
アスタキサンチン
 
おすすめ度 ★
 
アスタキサンチンは、カロテノイド系ファイトケミカルの一種で、サケやエビ、といった魚介類に含まれる赤い色素で、βカロチンよりも強い抗酸化作用を持ちます。
 
老化や生活習慣病の予防目的としてサプリメントが販売されていますが、基礎研究や臨床試験は十分ではありません。
 
摂取基準量は決められていませんが、臨床試験では6〜18mgのアスタキサンチンが用いられました。
一定量以上(できれば6mg以上)のアスタキサンチンが含まれているものを選ぶ必要があるでしょう。
 
 
また、体内での利用率は食前よりも食後のほうがよいため、サプリメント利用時にも食後に摂りましょう。
ヒアルロン酸

おすすめ度 ★

 
ヒアルロン酸は、皮膚や軟骨、関節液等の組織に存在するムコ多糖類の一種で、優れた保湿機能を持ち、皮膚の弾力や、保湿に重要な成分です。
 
皮膚のヒアルロン酸は、加齢とともに減少するため、エイジングケアの成分として注目されています。薬品でも使用されている比較的安全性の高い成分です。
 
 
特に決められた摂取量はありませんが、効果を実感するためには長期の服用が必要となります。
また、ヒアルロン酸は高分子で吸収されにくい成分なので、低分子化されたものが吸収されやすいでしょう。
セラミド

おすすめ度 ★★★

 
 
セラミドは表皮の角質層において細胞間脂質を構成しています。細胞と細胞の間を埋め、保湿や水分蒸発抑制に働きます。
 
ヒトの皮膚には、6種類の異なる分子量のセラミド(ヒトセラミド1〜6)が確認されています。加齢によって、角質細胞間脂質量は減少し、特にセラミドの減少は顕著になります。
 
アトピー性皮膚炎などのバリア機能の低下が認められる皮膚疾患では、セラミド量が減少しており、セラミドの補給によって改善が見られます。
 
基礎化粧品としてのセラミド利用はもちろんですが、経口でも改善効果は報告されています。
サプリメントとしては、1日あたり30〜60mgを継続して利用し、基礎化粧品もヒトセラミドを含むものがおすすめです。
 
セラミドサプリメントを選ぶ基準
 
①必要量が入っているもの セラミドサプリメントとして販売されていても、セラミドは極わずかしか入っていないもものもあります。しっかりと含有量を確認して購入しましょう。
 
②「ヒトセラミド」が配合された美容液・乳液・クリームを選ぶ
コラーゲン

 

おすすめ度 ★★
 
 
コラーゲンは、タンパク質の一種で皮膚や骨、軟骨組織に豊富に含まれ、細胞の間を埋めるように存在する結合組織の主成分です。
 
コラーゲンを化学的に処理すると、ゼラチンができ、ゼラチンを更に小さくすると@「コラーゲンペプチド」となります。
 
「コラーゲンは分子量が大きなタンパク質のため、食べても消化管で分解されるため効果はない」とする情報もありますが、コラーゲン由来のコラーゲンペプチドは血中に見いだされており、予備的研究でも肌の改善効果は報告されています。
 
美肌目的であれば、「コラーゲンペプチド」含有の製品や体内でコラーゲンの合成に必要なビタミンCも含まれた製品を利用しましょう。
 
漢方では、「阿膠」といい、ウマ科・ウシ科の動物の膠を原料としています。補血・滋陰の効能にすぐれ、アンチエイジングや潤い補給に効果的。
 
市販のコラーゲンサプリメントは、ウマ科・ウシ科の動物よりも、豚・魚由来のコラーゲンが一般的です。
合わないと湿疹ができたり、肌の調子が悪くなることがあるのでまずは短期間お試しで購入するのがよいでしょう。
コエンザイムQ10
おすすめ度 ★★★
 
 
コエンザイムQ10(CoQ10)は、体内のエネルギー源であるATPを作り出すために必要な補酵素で、細胞や組織の働きを補助します。医薬品成分として、心疾患に利用されており、安全性、効果ともに認められている成分です。また、強力な抗酸化作用があり、エイジングケアや生活習慣病の予防効果も期待されています。
食物からの摂取の他、体内でも作られますが20歳を境にどんどん作られる量が減っていき、必要量は増えて行きます。
 
 
医薬品としては1日30mgで服用します。サプリメントとしては、1日60〜300mg程度で販売されているものがありますが、一般的には100mg/日を目安としましょう。
 
食品からこの量を摂取しようとすると、肉や魚を大量に食べる必要があるため、サプリメントの利用がおすすめです。
ビタミンE

おすすめ度 ★★★★

 
ビタミンEは脂溶性ビタミンで、代表的な抗酸化ビタミンの一つです。
大きくトコフェノールとトコトリエノールに分けられますが、一般に、ビタミンEのサプリメントは、α–トコフェノールを主成分としています。
 
体内では、細胞膜に存在し、活性酸素の害から細胞を守ったり、脂質構成成分の酸化を抑えて動脈硬化疾患を予防します。
 
合成型と天然型がありますが、天然型の方が生理活性が高いため、天然型のサプリメントを利用しましょう。
 
30〜40代の女性では上限量700mg/日を超えないようにしましょう。
ビタミンC

おすすめ度 ★★★★

 
ビタミンCは、体内の様々な代謝の過程で作用し、抗酸化作用が注目されています。ヒトでは体内で合成できないため、食品からの摂取が必須のビタミンで、美容面の他、がんのリスク低下、高血圧の予防と改善、動脈硬化疾患への効果など、健康の維持や疾患予防に大変重要な働きをするビタミンです。
 
抗ストレスホルモンの合成に必要なことから、ストレスが多い方、喫煙者では消費量が多くなり、通常よりも多く摂ることがおすすめです。
 
比較的短時間で体外に排出されるため、効果を維持するためには食事の度に摂るなど1日に何回かに分けて摂るほうがよいでそう。
健康保持や疾病予防には、500〜2000mg程度の商品が多く販売されています。日本では、特に上限量は定められていませんが、摂り過ぎると下痢や胸焼けなどの胃腸症状が現れることがあります。

 

 
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