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タンパク質 
タンパク質
たんぱく質は、主に筋肉を作る元になり、体重の約5分の1を占める主要な成分です。また、細胞の新陳代謝や老廃物の排泄に必要な酵素などの主原料となるもので、美容にはとても大切なだけでなく、生命維持自体に欠かせないものです。
糖尿病など、糖質をエネルギーに変換できない場合には、たんぱく質が分解されてエネルギー源として使われることもあります。
食べ物に含まれるたんぱく質は、食後消化されて、「アミノ酸」に分解されます。これらのアミノ酸は、肝臓に送られて蓄えられ、体に必要なたんぱく質に再合成されて利用されます。
食べたものが、そのまま体内で利用されるわけではないため、せっかく良質なたんぱく質をとっても、たんぱく質の再合成に必要なビタミン・ミネラルが不足していると、美しく健康的な体の維持はできません。
必須アミノ酸について |
私たちの体を構成するアミノ酸は、約20種類存在します。
この中で、体内で合成できないため食事から摂る必要があるアミノ酸を「必須アミノ酸」といいます。
必須アミノ酸は、8種類(乳幼児では9種類)知られており、それぞれ多く含まれる食品が少しずつ違います。
必須アミノ酸は、最も少ない必須アミノ酸の量に合わせて体内利用されるため、必須アミノ酸をまんべんなく摂ることが最も効率よくたんぱく質の合成をすることになります。
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トリプトファン
トリプトファンは、神経を落ち着かせて睡眠を促す「セロトニン」の原料となるアミノ酸です。
トリプトファンが、脳内の「縫線核」に入り、セロトニンが合成されます。
セロトニンの合成には、ビタミンB6も必要です。
「うつ」の原因はセロトニン不足と言われています。
炭水化物や脂質に偏った食事、ビタミンの不足によりセロトニンの合成が不足していると、うつ病になりやすいとも言われています。
うつ病の薬は、脳内に働くセロトニンの量を一時的に増やすことでその効果を発揮しますが、もともと体内でのセロトニン合成が不足していると薬の効果も十分に発揮できません。
多く含まれる食品:赤身の魚 肉類 乳製品
リジン
体内のたんぱく質の組み立てに関わり、成長や免疫力の向上に役立ちます。
体内のエネルギー源となるブドウ糖の代謝を促し、疲労回復に役立つ他、カルシウムの吸収を促進して骨を丈夫にします。
ヘルペスにかかりやすい方は、リジンを補うと予防効果が期待できます。
多く含まれる食品:豆類・魚類
メチオニン
化学構造に硫黄を含み、水に溶けにくい性質を持ちます。アレルギーの原因となるヒスタミンの排泄を促し、ヒスタミンの血中濃度を低下させるためアレルギー抑制効果が期待できます。
その他、脂質代謝や老廃物の排泄、発毛に関係しています。
過量になったり、ビタミンB6、B12、葉酸の不足によりホモシステインからメチオニンへの変換ができず、ホモシステインの濃度が上昇し、動脈硬化のリスクが高まることがわかっています。
フェニルアラニン
チロシンに代謝されて、ドーパミン・ノルアドレナリン・アドレナリンなどの興奮性の神経伝達物質を作り出すアミノ酸です。
フェニルアラニンそのものには、痛みを抑える働きがあります。
うつ予防、PMS(月経前症候群)に有効ですが、多くの食品に含まれる他、人工甘味料にも含まれており、過剰になるとトリプトファンの脳内への取り込みが阻害され、セロトニン不足を招きます。
人工甘味料のアスパルテームは、アスパラギン酸とフェニルアラニンを原料としています。
多く含まれる食品:肉・魚・乳製品・カボチャの種・落花生など
不足することはほとんどなく、注意していないと過剰摂取になるアミノ酸です
スレオニン
肝臓への脂肪蓄積を予防する他、コラーゲンが合成される際の材料となり、新陳代謝を促します。
動物性たんぱく質に多く含まれるため、ベジタリアンで不足しがちなたんぱく質です。
骨から抽出されたゼラチン質を多く含む、魚の煮付けが理想的な摂取方法です。
多く含まれる食品:動物性食品全般 サツマイモ・栗・脱脂粉乳・ゼラチン など
バリン
BCAA(分枝鎖アミノ酸)の一種で、筋肉の成長と維持に不可欠なアミノ酸です。
筋肉中には、たくさんの窒素が含まれており窒素バランスが崩れマイナスになると、筋肉を分解してバランスを保ちます。窒素バランスがプラスになると筋肉は窒素を取り込んで成長します。
バリンは、窒素バランスをプラスにして筋肉を成長させます。
ただ、過剰過剰摂取によりアミノ酸バランスが崩れて肝・腎臓に負担がかかることがあるため、筋肉を目一杯使うスポーツ選手以外は、サプリメントなどで摂る必要はなく、通常の食事からで十分です。
多く含まれる食品:かつお・大豆たんぱく・豚肉・ゼラチン・のり など
イソロイシン
BCAA(分枝鎖アミノ酸)の一種で、筋肉や身体の成長促進や血管の拡張効果、肝機能向上効果があります。
神経の働きを補助し、判断力、反射速度の向上に関係します。
疲労を抑え、脂肪燃焼を促進し、同じBCAAであるバリン、ロイシンよりも効率のよいエネルギー源になります。
過剰に摂ると、バリン・ロイシンとのバランスが崩れて体重が減少したり、ブドウ糖代謝やアンモニア排泄を阻害します。
多く含まれる食品:特に子羊肉・鶏肉・鮭・牛乳・プロセスチーズ
多くの食品に含まれ、滅多に不足することはありません。
ロイシン
BCAAの一つで肝臓の機能を強化し、運動時のエネルギー源となります。
筋肉の成長・維持に必要で、BCAAの中でもたんぱく質合成に深く関わっています。
普通の食事ではまずは過剰摂取は起こりませんが、不足すると肝機能が低下し、グリコーゲン合成が低下、インスリンの分泌低下に繋がります。
育毛効果も期待できるアミノ酸です。
多く含まれる食品:かつお・大豆製品・しらすなど
ヒスチジン
幼少期では必須アミノ酸ですが、成人になると体内で合成できるアミノ酸です。
成長を促し、神経機能の補助効果、食欲抑制効果があります。
ヒスチジンは、体内でヒスタミンとなり、アレルギーの原因になる物質です。
青魚に多く含まれており、サバ等の青魚にアレルギーのヒトが多い原因となっています。
多く含まれる食品:青魚・鶏肉・チーズなど
非必須アミノ酸
非必須アミノ酸は、体内で合成されるため不足になることは少ないですが、材料となるアミノ酸がないと不足し、体調に影響する可能性はあります。
アラニン :アレルギー代謝
アルギニン:免疫力を高める
アスパラギン:新陳代謝を高める
セリン :脳の働きを助けて老化防止
アスパラギン酸:発生したアンモニアを尿として排泄
システイン:メラニン生成を抑え排泄を促進
グルタミン :免疫力を高める
グルタミン酸:脳の代謝を促す
グリシン:睡眠の質をよくする
プロリン:細胞間の結合に関与
チロシン:脳神経の働きを活発にして、記憶力・集中力を高める。

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