花粉症

 
カラダは、異物が侵入すると免疫系が作動し、異物を排除しようと働きます。これは、免疫システムというカラダに備わった生理反応で、異物からカラダを守るためには必要な反応です。
 
ただ、本来有害ではない「花粉」に対して、この免疫システムが過剰に反応すると「花粉症」となります。
「くしゃみ」「鼻水・鼻づまり」「眼のかゆみ・涙眼」の主症状の他、「咳や咽喉のかゆみ」「イライラ・不眠」「肌荒れや肌のトラブル」などの症状を伴う場合もあり、ご本人にとってはとても辛い症状です。
 
花粉が体内に入ると、それに対して「抗体」が作られ、抗体が眼や鼻の粘膜に存在する肥満細胞に結びつくと、「化学伝達物質」と総称される、「ヒスタミン」や「ロイコトリエン」などが放出され、花粉症の症状を引き起こします。
 
具体的には、ヒスタミンはかゆみ、鼻水、涙眼、皮膚のかゆみ等を引き起こし、ロイコトリエンは鼻粘膜の血管を収縮して鼻詰まりを起こしたり、気管支を収縮させて咳き込みを引き起こします。
 
花粉症の薬としては、これらの働きに拮抗して作用する薬が使われていますが、特に抗ヒスタミン薬は全般的に眠気や口渇をを引き起こします。
 
花粉症の薬やサプリメントも、酷くなってからでは効果が出にくいため、飛散時期の前から服用を始めることがポイントです。具体的には1〜2週間前から飲み始めておくとよいでしょう。
 
眼の症状に対しては、眼を流水でよく洗い、目薬で対応するのが効果的です。
 
メチルスルフォニルメタン(MSM)
おすすめ度 ★★
 
 
植物に由来する有機硫黄化合物の一種で、牛乳やコーヒーにも微量は存在しますが、有効な量を摂るにはサプリメントが利用されます。
 
基礎研究では、抗酸化作用や抗炎症作用が示されています。
 
1日あたり1〜3g程度を継続して利用することで効果があるとされています。
 
 
シソの実油
おすすめ度 ★★
 
 
シソ科の植物の種子から抽出した脂質成分に由来し、「α–リノレン酸」を多く含んでいます。
 
α–リノレン酸は、ω–3脂肪酸に分類され、ヒスタミンやロイコトリエンなどの化学メディエーターの放出抑制によるアレルギー症状の抑制や抗炎症作用を持つ成分です。また、ロスマリン酸はヒスタミンの遊離抑制作用や抗酸化作用もアレルギー抑制に関与していると考えられています。
 
多くの基礎研究や臨床試験で、アレルギー体質の改善効果が報告されています。
 
継続して利用する必要があるため、サプリメントの他、シソ油としてドレッシングに利用するのもおすすめです。
シソ油は酸化されやすいため、少ない量を購入し、開封後は冷蔵庫に保存して早めに使い切りましょう。
 
甜茶やバラの花エキスとの併用もよいでしょう。
 
 
甜茶
おすすめ度 ★★
 
 
「甜茶」とは甘いお茶の総称で、様々な種類がありますが、中国南部の広西壮族自治区で飲用されている中国原産のバラ科の「甜葉懸鈎子(てんようけんこうし)」とう種類が抗アレルギー作用を示すとして注目されています。
 
 
甜茶に含まれる「甜茶ポリフェノール」がヒスタミンの過剰分泌を抑えることが動物実験で報告されており、臨床試験でも花粉症症状の緩和効果が認められたとする報告があります。
 
全ての甜茶が有効ではないため、お茶として飲む場合も、有効な茶葉であるかどうかを確認してから飲用しましょう。
 
 
バラの花エキス
おすすめ度 ★
 
 
野生種のバラの花びらを加熱抽出した成分で、タンニン類のオイゲニンが有効成分だと考えられています。
 
オイゲニンには、IgE抗体が肥満細胞と結合するのを防ぎ、肥満細胞からヒスタミンの遊離を抑えるという作用があり、これが花粉症の緩和に有効だとされています。
 
1日あたり400〜800mg程度、甜茶やシソの実油との併用が有効がよいでしょう。
 
 

 

 

 
 ✔︎ 病院に行く前に漢方薬やサプリメントを試してみたい
✔︎ 病院に行くほどではないけれど不調を相談してみたい
✔︎ 漢方やサプリメントって本当に効果があるの?
✔︎ 市販の漢方薬やサプリメント、どれを選んだらいいのかわからない
✔︎ 漢方薬やサプリメントを使ってはいるけれど本当に私に合っているのかわからない
 
 あなたの疑問や質問にも専門家がお答えいたします。

 無料体質診断・相談はこちら

●こんなお悩みがご相談いただけます

月経トラブル・おりもののお悩み生活習慣病 不妊 鼻炎・花粉症・かゆみ等のアレルギー 睡眠トラブル 疲れやすい イライラ・うつ状態などの精神的なもの 頭痛・肩こり・冷え・のぼせ・めまい 便秘・下痢などの体質改善 シミ・シワなどの美容 アンチエイジング

漢方・サプリメント相談の流れ

 

①上記の相談フォームからご連絡ください

漢方問診票.docx (163089)をご記入いただき、お送りください

③問診票を元に、弁証・診断致します

④弁証・診断結果を元に、市販で購入可能な漢方薬・サプリメントをご提案します

 その際、生活習慣や食事、メンタルケアなど、現在の症状を和らげるためにために適切だと思われるセルフケア方法もご提案します。

 

注意事項

  1. 漢方の診断は本来、問診の他、望診・切診(脈を見る)・聞診を行い総合的に弁証するものですので、問診だけでは「証」の特定が難しい場合がございます
  2. より正確な弁証をするため、詳しくお聞きする場合がございます
  3. 問診により、個人を特定するような情報が第三者に漏れ悪用されることはございません。(名前・住所などの情報は必要ありません)
  4. 漢方・サプリメントの服用よりも、「治療」が必要だと判断した場合には医師の診察をお勧めすることがあります
  5. 現在服用中の薬・治療中の疾患がある場合には必ずお伝えください

 

 

無料でホームページを作成しよう Webnode