血圧が低い

 
血圧は、通常は夕方から夜にかけて低くなり、睡眠中は最も血圧が低くなります。また朝方になると活動準備を始めるため徐々に上がり、日中の活動が活発になる時間帯に最も高くなります。
このような生理的な血圧の変動の他、食後に消化管に血液が集まると血液が心臓に戻りにくくなり一時的に血圧が低くなったり、「起立性低血圧」といって、立つ動作をするときにふらつきやめまいが起こるいわゆる「立ちくらみ」が起こる場合があります。
 
原因不明の場合は「本態性低血圧」といいますが、特に生活に支障がなければ治療は必要ありません。
 
ただし、朝起きる事ができい、怠くてずっとぼーっとしている、動いてもすぐに疲れてしまう、めまいや動悸がひどいなどの症状がある場合は、治療が必要となることも。
 
病院で治療するほどではない場合は、筋肉をを鍛えるために運動が最も効果的。
筋肉を鍛えれば、筋肉の収縮で血管も鍛えられ、心臓に戻る血液量が増えて症状の改善が期待できます。また、食後低血圧を防ぐためには1回の食事の量を減らして回数を多くするなどの工夫をしましょう。
 
コーヒー、緑茶、紅茶などのカフェインを含む飲料は、交感神経を刺激して血圧を上昇させることが 期待できます。
 
ただし、カフェインは胃腸障害や睡眠トラブルを招く場合もあるため、取りすぎないようにしましょう。
 
インド人参

おすすめ度 ★

 
 
インドの伝統医療、アーユルヴェーダで利用されているハーブで、滋養強壮や若返りとして用いられてきました。
 
有効成分として、ウィタフェリンAなどのステロイドラクトン類、スコポレチンなどのアルカロイド、サポニン類などが知られており、ウィタフェリンA、ウィタノリドDは免疫力を高めると考えられています。
 
基礎研究では、抗腫瘍作用、抗酸化作用、抗菌作用、免疫賦活作用、鎮痛作用、鎮静作用、降圧作用などが報告されていますが、ヒトでの臨床試験は不十分です。
 
根の乾燥末で、3〜6g相当を摂取するのが一般的です。
 
 
エゾウコギ

おすすめ度 ★

 
エゾウコギは、シベリアから中国の黒龍江省にかけて自生する植物で、高麗人参と同じウコギ科の植物ですが、人参とは属が異なり、含まれる成分も大きく異なります。
 
有効成として、特有の配糖体、クマリン誘導体、リグナン類、ステロール配糖体、テルペン類などがあり、これらが様々なホルモン受容体に結合して効果を発揮すると考えられています。
 
免疫賦活作用、滋養強壮作用やスタミナアップを目的として販売されていますが、ドーピング対象にならないため、特にスポーツ選手の運動能力増強剤として使われています。
 
免疫力増強効果に関しては、4週間の投与で、Tリンパ球やNK細胞の増加が認められたという研究報告があります。
 
一般に、短期間での効果は期待できず、継続する必要があります。
 
また、頭痛、頻脈、不眠などの症状が現れることがあるため、まずはサンプルかお試しで数日服用してみましょう。
 
臨床試験での服用量には幅があり、300mg、970mgといった例がありますが、特に摂取量は決まっていません。
 
 
高麗人参

おすすめ度 ★★★

 
 
高麗人参(朝鮮人参)は、和名ではオタネニンジンと呼ばれるウコギ科のハーブで、「日本薬局方」では虚弱体質の改善・肉体疲労の回復・病中病後の体力回復の効能が記載されています。また、抗ストレス作用や冷えの改善、血栓形成抑制などの働きも期待され、多くのサプリメントや健康食品が販売されています。
代表的な有効成分は、「ジンセノサイド」で、30種類近くのジンセノサイドと、ビタミン、ミネラル、アミノ酸などが含まれ、これらが相乗して効果を発揮すると考えられています。
臨床研究では、認知機能の低下を防ぐことが確認されており、また抗がん作用に関して多くのデータが報告されています。
品質によるばらつきが大きく、信頼できるメーカーのものや、漢方薬局での購入がよいでしょう。 短期間では効果が期待できず、継続する必要がありますが、高麗人参は非常に高価なものですので、それなりのお金がかかります。 必要な場合もありますが、費用対効果を考え、代用できるものがあればそれを利用しましょう。成分に由来する、口渇、動悸、悪心、不眠などの副作用が報告されています。
 
 
田七人参

おすすめ度 ★★

 
 
中医学で伝統的に珍重されてきた高麗人参と同じウコギ科の植物で、サポニン配当体ジンセノサイドが含まれます。ジンセノサイドの含有量は高麗人参よりも多いとされ、その他アミノ酸、ビタミン、ミネラルが総合して効果を発揮すると考えられています。
 
心臓冠状動脈の拡張作用や血管抵抗の低下作用、循環改善作用が期待され、動物実験では認知機能の改善作用や抗炎症作用も報告されています。
 
短期間では効果が期待できず継続する必要がありますが、かなり高価なものですので費用対効果を考える必要があるでしょう。
 
成分に由来する、口渇、動悸、発疹、悪心、不眠などを認める場合があります。
 
 
マカ
おすすめ度 ★
 
 
マカは、滋養強壮や疲労回復などを目的に伝統医療で用いられてきたペルー原産のハーブで、最近では精力増強や不妊症に対する効果も注目されています。
 
詳細なメカニズムは不明ですが、ビタミン・ミネラル他様々な生理活性物質が含まれています。
医学的な臨床試験のデータは十分ではなく、効果が見られたとされる多くは基礎研究や症例報告によるものです。
 
中でも男性の勃起不全や精力増強に対する報告が多くあります。
 
疲労回復効果を得るためには継続した服用が必要となります。
 
勃起障害に対しても、医薬品のような即効性はなく、服用後に効果がすぐ出るということはありません。少なくとも1ヶ月、問題がなければ2〜3ヶ月の服用後に効果を判定します。
 
安全性は高く、特に問題となる副作用や健康被害の報告は認められていません。
 
 
紅景天
おすすめ度 ★★
 
 
紅景天(ロディオラ・ロゼア)は、古代ギリシャ時代から伝統医療で用いられてきたハーブで、近年その抗ストレス作用や疲労改善効果、抗うつ作用や認知機能の改善作用が注目され、研究が進められています。
 
特有の成分としてロサビン、ロシン、ロサリン、また各種アルカロイドやポリフェノール類、フェニルプロパノイド類を含みこれらが相乗して効果を発揮するとされています。
 
基礎研究や臨床試験において、疲労回復効果や認知機能改善、抗うつ作用が認められています。
 
服用法は、食前に、50〜400mg/日 1日50mg程度の少量から開始し、3日〜2週間ごとに増やしていきます。
稀に消化器症状が起こる事があり、少しずつ増やしていくことは、消化器症状の回避にもつながります。
 
 

 

 

 
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