血圧が高い

 
日本人では、成人では4人に1人、65歳以上の高齢者では2人に1人が高血圧と診断されており、生活習慣病の中でも最も多い疾患です。
 
ただ、高齢になると血管は細くなり、血管の中を流れる血液も流れにくくなるために、血圧は必然的に上がるという生理的な反応も無視できません。
 
西洋医学では、測定値だけをもとに「高血圧」と診断し、降圧剤を処方するという傾向がありますが、脳卒中・心筋梗塞などの予防には血圧は下げた方がいいとされているためです。
 
しかし、私たちのカラダはは私たち自身が一番知っています。 夜間や睡眠時には血圧は下がってカラダを休め、日中の活動時に向けて血圧は上昇して活発に動けるように準備します。
 
血圧が下がり過ぎると、血液が組織に運ばれにくくなり、カラダは「元気」を失います。
 
40代の今から、血管を柔軟にし、血圧をコントロールできるカラダを保つことが大切です。
 
「塩分」は血圧を上げるとして、控えるように言われていますが、これはナトリウムの腎臓での排泄が低下し、塩分を摂ると過剰のナトリウムが血管を収縮して血圧を上げる体質の方がいるためです
また、ナトリウムは水と結合して血液の量を増やすために、結果的に血管を流れる血液の量が増えて血圧があがります。
 
このような方では、塩分を控えると血圧は下がりますが、過度に塩分を控えることは五味の調和を乱すためおすすめできません。
 
血圧が下がりやすい生活習慣
●禁煙
●塩分を控える
●運動習慣
●カリウムを含む野菜や果物の摂取
 
霊芝

おすすめ度 ★

 
 
霊芝はサルノコシカケ科のキノコで、珍しいため、珍重され中医学では伝統的に利用されてきました。
 
最も有効な成分としては、β–D−グルカンなどの多糖類やトリテルペン類が豊富で、また食物繊維のヘミセルロースも含まれます。
これらの成分により、がん予防や免疫力強化、生活習慣病予防、メラニン合成抑制効果が期待されています。
 
基礎研究は盛んに行われてる成分ですが、医学的な臨床試験は十分とは言えません。
 
霊芝を成分とするサプリメントや健康食品は高価なものが多く、継続して服用する必要があるため費用対効果を考慮して利用する必要があります。
 
 
ローヤルゼリー
おすすめ度 ★★
 
 
ミツバチの体内で作られ、咽頭腺などから分泌治されるクリーム状の物質で、各種のビタミン、ミネラル、アミノ酸、植物ステロール等が豊富に含まれます。
特有の成分としては、デセン酸、さらにロイヤリシン、ロイヤラクチン、アビシンなどのタンパク質も含まれ、これらが共同して働くことでその多彩な効果が生まれると考えられています。
 
基礎研究レベルでは、抗がん作用、免疫賦活作用、脂質代謝改善、コレステロール値低下、血圧降下、動脈硬化予防、総称治癒促進、抗炎症作用、抗疲労作用など幅広い効能が期待されています。
 
 
一定の効果を得るには継続した利用が必要となります。
 
田七人参
おすすめ度 ★★
 
 
中医学で伝統的に珍重されてきた高麗人参と同じウコギ科の植物で、サポニン配当体ジンセノサイドが含まれます。ジンセノサイドの含有量は高麗人参よりも多いとされ、その他アミノ酸、ビタミン、ミネラルが総合して効果を発揮すると考えられています。
 
心臓冠状動脈の拡張作用や血管抵抗の低下作用、循環改善作用が期待され、動物実験では認知機能の改善作用や抗炎症作用も報告されています。
 
短期間では効果が期待できず継続する必要がありますが、かなり高価なものですので費用対効果を考える必要があるでしょう。
 
成分に由来する、口渇、動悸、発疹、悪心、不眠などを認める場合があります。
 
 
オリーブリーフ
おすすめ度 ★
 
 
オリーブは通常実や油を食用にしますが、サプリメントとしては葉が使われます。
オリーブリーフには、特有の成分、テルペン類のオレユロペンやフラボノイド類などの抗酸化成分が含まれています。
 
糖尿病、高血圧、脂質異常症について研究され、それぞれ改善されたという報告があありますが、基礎研究や臨床研究は十分とはいえません。
 
短期間では効果がでないため、継続して利用する必要があります。
 
成分に対して発疹や胃腸障害などが起こることがあります。
 
 
赤ワインエキス
おすすめ度 ★
 
 
心臓病を防ぐということで赤ワインブームになったことがありますが、根拠はワインを大量に消費するフランスでの「フレンチパラドックス」にあります。フレンチパラドックスとあ、フランス人は、欧米型の食事で喫煙率も高いのに、心臓病になりにくいという矛盾は、赤ワインの抗酸化作用に由来するというもの。
でも、実際には、フランス人は粗食で、オリーブオイルや野菜を豊富に取りるために心臓病になりにくいと考えられています。
 
赤ワインには、ブドウの皮や種子に由来するアントシアンが多く含まれ、また他のファイトケミカルも多く含まれます。これらの抗酸化作用によって、動脈硬化や心臓病の予防が期待されています。また、ドイツの研究では、血管拡張因子であるNO(一酸化窒素)を血管内被細胞から遊離されることが示されています。
 
 
キトサン
おすすめ度 ★
 
 
キチン・キトサンはカニやエビ等の甲殻類の殻に含まれる多糖類の一種で、ヒトの体内では消化されない食物繊維です。
 
キチンをアルカリ処理するとキトサンとなります。
 
キトサンは、消化管でコレステロールや脂溶性ビタミン、胆汁酸などと結合しLDLコレステロールの低下や、高血圧、脂質異常症、糖尿病などの改善効果があるとされています。
 
 
脂溶性ビタミンの吸収抑制効果があることから、これらを含むサプリメントや薬を摂る場合には同時に飲まないようにしましょう。
コレステロール値低下作用を十分に得るためには、食事療法を行った上で、1日1000mg以上が必要となります。
また、腹部膨満感などの消化器症状が起こる事があります。
アレルゲンとなりうるタンパク質は除かれていますが、念のため甲殻類アレルギーがある方は控えましょう。
シトルリン
おすすめ度 ★
 
 
シトルリンは、スイカの絞り汁から単離されたアミノ酸で、体内では遊離アミノ酸として、抗酸化作用や一酸化窒素産生促進作用、尿路の整合性回路、また皮膚の水分保持にに関与しています。
 
欧米では、L−シトルリンの抗疲労・強壮作用を目的に、アスリート向けのサプリメントとして広く認知されています。
 
効果を得るためには、継続して服用する必要があります。
 
アミノ酸は、一つだけ多く摂るのではなくバランスが大切。
シトルリンはスイカ、キュウリ、メロン、ゴーヤ、冬瓜などの野菜に含まれる成分であり、安全性は高い成分です。
しかし、食品からの継続した摂取の方が他栄養素も摂れてバランスが良く、相乗効果があるのではないのでしょうか。
 
 
セサミン
おすすめ度 ★★
 
 
セサミンは、ごまの種子に豊富に存在するゴマリグナン類の一種で、ごま種子中には0.3〜0.5%程度存在します。
 
予備的な臨床研究では、脂質異常改善作用が報告されており、具体的には1日あたり30〜60mg程度のセサミンを8週間服用した結果、LDLコレステロール値の低下が認められたという研究報告があります。
また、基礎研究では抗酸化作用、抗がん作用、抗炎症作用などが示されています。
 
ごまに含まれるセサミンは、0.3〜0.5%程度であり、有効量を摂ろうと思うとかなりの量を食べる必要がありますが、栄養豊富な分カロリーが高く、カロリーオーバーが心配です。
 
通常の食品の成分であり、安全性も高く利用する価値はあるでしょう。
 
 
カカオ
おすすめ度 ★★★
 
 
カカオ種子には、各種のアルカロイド類、タンニン類、フラバノールなどのフラボノイド類、テオブロミン、ロリゴネリン、カフェインが含まれ、特にテオブロミンはカカオの機能成分の一つです。
 
高血圧の改善や血管機能の改善において一定の効果があるとされた臨床研究では、ダークチョコレートやココアを対象にしています。
カカオの効果は、カカオポリフェノールの量に依存するため、食品として利用する際には、ダークチョコレートやピュアココアがおすすめです。
 
短期間では効果が期待できず、継続して利用しましょう。
 
γ–アミノ酪酸
おすすめ度 ★
 
 
別名GABA(ギャバ)として知られるアミノ酸の一種で、中枢神経系における伝達物質として働きます。
 
食材にも含まれ、特に玄米や発芽玄米には多く含まれます。
 
GABAは、B.B.B(血液脳関問)を通過しないため摂取しても効果がないと言われることもありますが、予備的な研究や基礎研究では、血圧低下作用や肝腎機能保護作用、脂質代謝改善作用、精神疲労回復効果が報告されています。
 
短期間では効果が期待できないため継続する必要があります。
 
食品にも多く含まれ、特定保健用食品としても「ギャバ含有乳製品乳酸菌飲料」として販売されています。
 
発芽玄米であれば、玄米よりも食べやすいため、白米の代用品として利用しましょう。
 
 
コエンザイムQ10
おすすめ度 ★★★
 
 
コエンザイムQ10(CoQ10)は、体内のエネルギー源であるATPを作り出すために必要な補酵素で、細胞や組織の働きを補助します。医薬品成分として、心疾患に利用されており、安全性、効果ともに認められている成分です。また、強力な抗酸化作用があり、エイジングケアや生活習慣病の予防効果も期待されています。
食物からの摂取の他、体内でも作られますが20歳を境にどんどん作られる量が減っていき、必要量は増えて行きます。
 
 
医薬品としては1日30mgで服用します。サプリメントとしては、1日60〜300mg程度で販売されているものがありますが、一般的には100mg/日を目安としましょう。
 
食品からこの量を摂取しようとすると、肉や魚を大量に食べる必要があるため、サプリメントの利用がおすすめです。
 
 
食酢
おすすめ度 ★
 
 
黒酢や香酢、果実酢など多くの飲料が販売されています。
 
主成分は酢酸で、その他有機酸、アミノ酸が含まれます。
 
酢酸は疲労回復作用、消化液分泌促進作用、カルシウム吸収促進作用、血圧上昇抑制作用、肥満改善作用などが報告されており、「特定保健用食品」としても効能表示が認められています。
 
胃酸分泌を促すため、そのままでは胃への刺激が起こりやすく、空腹時は避け、また薄めて飲むのが一般的です。
 
短期間では効果を感じにくく、継続して利用しましょう。
 
飲みやすいお酢を適度に希釈して飲めば、あえてサプリメントを利用しなくてもよいでしょう。  
 
 
ニンニク
おすすめ度 ★★
 
 
ニンニクの有効成分は、アリインやアリシンです。アリシンはニンニク臭のもととなる硫黄化合物で、アリインが変化してできるものです。
 
ニンニクは、古来より滋養強壮に有効だとして各国で利用されており、抗酸化作用、抗菌作用、血栓形成抑制作用、コレステロール合成抑制作用が注目されています。
脂質異常の改善効果、高血圧や動脈硬化の予防効果が報告されています。
 
摂取量は特にないため、健康維持目的であれば、サプリメントの他、料理に利用して継続して利用しましょう。
 
EPA&DHA
おすすめ度 ★★
 
 
魚油に多く含まれる多価不飽和脂肪酸で、n-3系の脂肪酸に分類されます。
 
医薬品としても、脂質異常の改善を目的として EPAが利用されています。
 
体内では、血液を固まりにくくして血栓を抑制したり、脂質異常の改善効果、精神症状の安定化作用などに関与しています。
また、アレルギー反応抑制や抗炎症作用も持っており、血管の健康維持に働きます。
 
臨床研究では、1日数百ミリから、2g程度の投与が行われており、「日本人の食事摂取基準」の目標値は、EPA・DHAを合わせて1g以上とされています。
 
イワシやサバ等の青魚、マグロの眼球付近の脂肪組織などに多く含まれていますが、平均的な日本人の食生活では半分ほどしか摂れていないとされています。
 
特に魚が苦手な方は、サプリメントの利用もよいでしょう。
 
出血傾向のリスクが懸念されますが、実際に問題となるケースは報告されていないようです。
ただし、他に血液凝固抑制作用のある薬を服用している場合には注意が必要です。  
 
 

 

 

 
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