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関節が痛い
関節の病気は、変形性関節症と関節リウマチが多く見られます。
変形性関節症は、関節でクッションとなっている軟骨がすりへって、骨同士が擦れ合うために痛みが生じるもので、加齢に伴って見られます。
関節リウマチは、関節にある滑膜に炎症が生じるもので、軟骨や骨が炎症によって破壊され、変形する場合もあります。関節リウマチは、早期発見・早期治療で症状の進行を抑える事ができるため、なるべく早く病院で診断を受けることが大切です。
変形性関節症の痛みには、一般的に痛みを抑えるための「鎮痛剤」が処方されますが、根本的な治療ではありません。
グルコサミン、コンドロイチンなどのムコ多糖類は、軟骨がすり減るのを抑える働きがあり、コンドロイチンは注射として治療に使われています。
痛み止めを使うだけではなく、膝への負担を軽くするために、適正体重を維持し、下半身の筋肉を鍛える事も大切です。
メチルスルフォニルメタン(MSM) |
おすすめ度 ★★
植物に由来する有機硫黄化合物の一種で、牛乳やコーヒーにも微量は存在しますが、有効な量を摂るにはサプリメントが利用されます。
基礎研究では、抗酸化作用や抗炎症作用が示されています。
1日あたり1〜3g程度を継続して利用することで効果があるとされています。
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コドロイチン |
おすすめ度 ★★★
コンドロイチンは、グルコサミンなどから構成されるグルコサミノグリカンの一つで、関節軟骨や結合組織の構成成分です。
臨床試験においてはサプリメントの摂取により関節炎や痛みの軽減効果が認められています。
サプリメントとして、1日あたり、800〜1500mg程度を摂取しましょう。
グルコサミンとの併用により相乗効果があります。
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ボスウェリア・セラータ |
おすすめ度 ★★
アラビアからインドに自生するカンラン科の植物で、インドの伝統医療、アーユルヴェーダにおいて利用されきました。
有効成分は、樹脂に含まれボスウェリア酸で、5–リポキシゲナーゼ活性を抑制し、ロイコトリエン合成阻害によって抗炎症作用を示すと考えられています。
また、関節軟骨の構成成分「グルコサミン」が分解されるのを抑制する働きもあります。
多くの臨床試験で有効性が検証されており、伝統的にも使用されている成分で安全性は高い成分です。
製品はボスウェリア酸60%を含有するものと30%AKBAに規格化されたものがあります。
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γ–リノレン酸 |
おすすめ度 ★★
γ–リノレン酸は、n-6系の必須脂肪酸で月見草オイルやボラージオイル、ブラックカレントオイルなどに多く含まれています。
月見草オイルは、エッセンシャルオイルとブレンドしてボディオイルとしても使われます。
γリノレン酸は、食べ物から摂取する以外にも、体内でリノール酸から合成されます。
γ–リノレン酸は代謝されて抗炎症物質のプロスタグランジンE1の前駆体となります。他にも、インターロイキン、ロイコトリエンなどの化学メディエーターなどにも作用し、効果を発揮すると考えられています。
臨床試験では、1.1g程度が利用されています。
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グルコサミン |
おすすめ度 ★★★
グルコサミンは、グルコースにアミノ基が結合したアミノ酸の一種で、ムコ多糖類の構成成分です。
体内では、関節軟骨や結合組織の柔軟性や弾力性に関わっており、サプリメントとして摂取すると、消化管から吸収されて各組織の成分として利用され、関節軟骨の炎症や障害を回復させ、保護すると考えられています。
多くの臨床試験が行われ、有効性が示されています。
サプリメントとしては、塩酸塩が販売されています。(硫酸塩は医薬品として指定されておりサプリメントとしては販売できません)塩酸塩と硫酸塩はどちらが有効かという比較試験は十分ではありませんが、欧米での臨床試験の多くは塩酸塩が利用されているようです。
1日あたり1000〜1800mgの服用を継続することで効果が実感できるでしょう。
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キャッツクロー |
おすすめ度 ★
南米ベルー原産のハーブで、有効成分としてオキシインドール・アルカロイド類やカテキン類、タンニン類、ポリフェノール類などがあります。
基礎研究においては、キャツクロー特有のアルカロイド類が白血球の貪食作用やTリンパ球の機能を高めることが示唆されています。
抗炎症作用は、TNF-α(腫瘍壊死因子)の産生を抑えることによると考えらています。
1日あたり数百mg程度を摂取しましょう。
製品によるばらつきもあるため利用する際には注意しましょう。
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西洋シロヤナギ |
おすすめ度 ★★
ヨーロッパ伝統医療では、西洋シロヤナギの樹皮が鎮痛・抗炎症作用に利用されてきました。
樹皮に含まれる「サリシン」はサリチルアルコールに代謝されて、サリチル酸に転換され、鎮痛・解熱・抗炎症作用を示します。
サリリンは、鎮痛薬のアスピリンと同様に、シクロオキシゲナーゼ活性を阻害し、プロスタグランジン産生を抑制して鎮痛効果を示します。
サリシン240mgがアスピリン(アセチルサリチル酸)87mgの働きに相当するとされています。
鎮痛目的には、単回で利用しましょう。
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コラーゲン |
おすすめ度 ★★
コラーゲンは、タンパク質の一種で皮膚や骨、軟骨組織に豊富に含まれ、細胞の間を埋めるように存在する結合組織の主成分です。
コラーゲンを化学的に処理すると、ゼラチンができ、ゼラチンを更に小さくすると@「コラーゲンペプチド」となります。
「コラーゲンは分子量が大きなタンパク質のため、食べても消化管で分解されるため効果はない」とする情報もありますが、コラーゲン由来のコラーゲンペプチドは血中に見いだされており、予備的研究でも肌の改善効果は報告されています。
美肌目的であれば、「コラーゲンペプチド」含有の製品や体内でコラーゲンの合成に必要なビタミンCも含まれた製品を利用しましょう。
漢方では、「阿膠」といい、ウマ科・ウシ科の動物の膠を原料としています。補血・滋陰の効能にすぐれ、アンチエイジングや潤い補給に効果的。
市販のコラーゲンサプリメントは、ウマ科・ウシ科の動物よりも、豚・魚由来のコラーゲンが一般的です。
合わないと湿疹ができたり、肌の調子が悪くなることがあるのでまずは短期間お試しで購入するのがよいでしょう。
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クリルオイル |
おすすめ度 ★★
クリルオイルは、オキアミに由来する成分でオキアミ油とも呼ばれています。
成分として、EPA、DHAやアスタキサンチチン、ビタミンAやD、リン脂質などが含まれます。
臨床試験おいては、EPA・DHAを主成分とする魚油サプリメントよりも脂質異常改善、月経困難症に対する有効性が示されています。
脂質異常の改善を目的とした場合には、1日500mg程度を継続して利用しましょう。
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