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ホルモンバランスの乱れ
女性の生理には、女性ホルモンが大きく関わり、女性の生涯を通して分泌量が変化します。
PMSや更年期障害、子宮筋腫や子宮内膜症も、女性ホルモンの影響を強く受けています。
女性特有の疾患や症状は、女性ホルモンの分泌バランスや調整が乱れることによって起こるものが多くあり、西洋医学では、ホルモン補充療法が行われています。
ホルモン補充療法では、女性ホルモンを補充することで症状を和らげるものですが、ホルモン依存性の乳がんのリスクが高まるなどの危険性があります。
女性ホルモン様作用を持つといわれるイソフラボンは、弱いエストロゲン作用と弱い抗エストロゲン作用を併せ持つため、乳がんのリスクも低下することが期待されています。
チェストツリー |
おすすめ度 ★★
チェストツリーは、ヨーロッパで月経不順やPMSに用いられるハーブです。
有効成分として、テルペン類、フラボノイド類、イリドイド配糖体、揮発油成分などがあり、女性ホルモンの調整作用(黄体ホルモンのレベルを上げて、エストロゲンのレベルを抑える)や、プロラクチンの分泌を抑える効果があるとされています。
臨床試験で、PMS、高プロラクチン血症、ざ瘡(にきび)などに体する効果が報告されています。
臨床試験では1〜2%で発疹、頭痛、口渇、悪心等の報告がありますが、比較的安全性の高いハーブです。
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プエラリア・ミフィリカ |
おすすめ度 ★
タイやミャンマーの北部に自生するマメ科クズ属の植物で、有効成分として女性ホルモン様の作用を持つ植物エストロゲンが含まれています。
植物エストロゲンは、大豆に代表される「イソフラボン類」とゴマに多く含まれる「リグナン類」に大きく分けられ、プエラリア・ミフィリカには、「イソフラボン類」が含まれ、エストロゲン活性を示す事が照明されています。
女性らしさを保つ効果や、女性特有の症状の軽減を目的として、サプリメントが販売されています。
経験や伝統医療の中で使われてきており、有効成分は見いだされていますが、臨床研究としての有効性を示すデータは十分ではありません。
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ブラックコホシュ |
おすすめ度 ★★
根に、有効成分と考えられるテルペン類やタンニン類を含むハーブで、伝統的に更年期障害に伴う諸症状やPMSの緩和に利用されされています。
作用メカニズムは不明ですが、報告された臨床試験においては更年期障害の改善が認められています
サプリメントは、テルペン類の成分量を標準的に調整されており、1日あたり40mg程度を2回に分けて摂取するのが一般的です。
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レッドクローバー |
おすすめ度 ★
レッドクローバーには、イソフラボン類や、クマリン誘導体、揮発油などが含まれ、特にイソフラボン類の女性ホルモン様作用が注目されています。
臨床試験では効果が明らかではないとする報告もあり、また長期投与における十分な安全性を示す研究は十分とはいえません。
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ピクノジェノール |
おすすめ度 ★★
ピクノジェノールは、フランス南西部に自生する松の樹皮の抽出物で、フラボノイドに属するファイトケミカルです。
強力な抗酸化作用をもち、活性酸素による酸化スレスによって生じる老化現象や生活習慣病に対する効果が報告されています。
臨床試験においては生活習慣調の改善では100〜200mgという用量で用いられました。
生活習慣病の予防や改善効果を得るには短期間では効果が期待できず、継続する必要があります。また、利用するサプリメントの含有量が十分量であるか、確認して利用しましょう。
マルチビタミン&ミネラルや、ビタミンCほど絶対に必要なものではないですが、さらに肌力・アンチエイジング力を上げたい場合には試してみるのもよいでしょう。
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テアニン |
おすすめ度 ★
緑茶に含まれるアミノ酸の一種で、玉露や抹茶など、日陰で育つ高級な茶葉に多く含まれる旨味成分です。
リラクゼーション効果やPMS症状の改善効果の他、高血圧、肥満などの生活習慣病の予防としても注目されています。
テアニンは、副交感神経の働きを優位にして、α波を増加させる効果が示されています。
効果的なテアニンの量を摂るにはお茶をたくさん飲む必要があり、玉露や抹茶には興奮作用を持つカフェインも多く含まれるので、夜に飲むのには適していません。
カフェインが苦手な方や睡眠を目的に夜に飲む場合には、サプリメントの利用がおすすめです。大豆
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大豆イソフラボン |
おすすめ度 ★★
大豆イソフラボンは、大豆に含まれる女性ホルモン様作用をもつ成分で、体内の時エストロゲン受容体に結合することで効果を示します。
更年期以降の女性では、特に女性ホルモンが減少するために更年期障害だけではなく、骨粗鬆症のリスクも高くなり、コレステロール値も上昇する傾向にあります。
疫学的調査では、大豆イソフラボンの摂取量が多いと更年期障害に伴う症状が軽減すると報告されています。また、大豆イソフラボンのうち、ゲニステインは高い抗酸化力をもち、過酸化脂質が発生するのを抑えたり、LDLコレステロールの酸化抑制効果が期待でき、動脈硬化の予防にも有効だと考えられています。
1日の摂取量は、50mg程度で豆腐なら100g、納豆なら50〜60g程度と食品からの摂取も可能な量です。
海外品では、含有量が100mgを超えるものもありますが、多く摂ったからといって効果が上がるわけではありません。毎日、50mg程度を摂ることが大切です。
サプリメントを利用する際には、食事の内容によって加減しながら利用しましょう。
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クリルオイル |
おすすめ度 ★★
クリルオイルは、オキアミに由来する成分でオキアミ油とも呼ばれています。
成分として、EPA、DHAやアスタキサンチチン、ビタミンAやD、リン脂質などが含まれます。
臨床試験おいては、EPA・DHAを主成分とする魚油サプリメントよりも脂質異常改善、月経困難症に対する有効性が示されています。
脂質異常の改善を目的とした場合には、1日500mg程度を継続して利用しましょう。
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