中医学・漢方薬について

中医学と日本の漢方は違うのですか?

 

中医学とは、中国の伝統医学で、中国にはこの伝統医学を専門的に学ぶ大学があります。この大学課程を終了し、国家資格取得者が「中医師」です。
 
日本の漢方薬は、日本の風土・気候や日本人の体質にあわせて独自の発展を遂げたものです。漢方という名称の由来は、日本へ伝来した西洋医学である「蘭方」と区別するためにつけられました。漢方薬は、成分解析が進み、西洋医学的な疾病への応用が世界的にも認められています。
 
中医学と漢方薬では扱う生薬・方剤は似ている部分も多いですが、漢方薬が症状に合わせて処方されるのに対し、中医薬ではそのヒトの証を診る(弁証)して、何故その症状が出ているのか?を追求し、アンバランスを整えることに重きを置いています。
 
中医学は、なぜ効果があるのかは説明できないものもあります。しかし、明らかに有効なものとして中薬を組み合わせたもの=方剤が老中医(中医師として権威のある方)により作られ、現在では10万以上の方剤が書物に収められています。
 
特に、検査をしてもこれといった明確な異常が見つからないけれど、なんだかいつもと違う、心も体もすっきりしない などの自覚症状が目立つ場合には、中薬がとても有効に働くことがあります。
 
私たちは、中医学の考えた方と基礎とし、その方にあったセルフメディケーションの方法を提案するスペシャリストです。

中医学の概念

 

医学の基本概念は、「唯物論的辨証法」と「整体観念」です。

 

唯物論:世界は物質からできており、陰陽二気の相互作用によって生じ、森羅万象が物質の変化によって発生する

辨証法思想:宇宙の森羅万象は絶対的なものではなく、流動しながら進展する

 

整体観念:人体は五臓六腑が連絡を取り合い、役割分担した集合体で、機能は協調して助け合い、個々の臓器の発病は全体に及ぶという考え方

 

少し難しく感じる概念ですが、全ての事柄には陰と陽の側面があり常に陰と陽がバランスをとり変化しながら存在するということ、また全ての事柄は絶対的なものではなく常に変化しているということです。

 

西洋医学では、血圧が高ければ「高血圧」、血糖値が高ければ「糖尿病」など、個々の病気は独立しています。

治療に使われる薬も、それぞれ違っており、薬で症状を抑える・原因を取り除くことを重視しています。

 

これに対して、中医学では、人体臓腑経路の生理や病理に基づいて病状を分析し、分類して治療することに重きを置いています。(これを弁証論治)といい、中症状が異なっても原因・証が同じであれば使われる方剤・治療法は自ずと同じになりますし、(異病同治)、症状が同じであっても、原因・証が異なれば違う治療を行います。(同病異治)

 

 

 

 

 
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③問診票を元に、弁証・診断致します

④弁証・診断結果を元に、市販で購入可能な漢方薬・サプリメントをご提案します

 その際、生活習慣や食事、メンタルケアなど、現在の症状を和らげるためにために適切だと思われるセルフケア方法もご提案します。

 

注意事項

  1. 漢方の診断は本来、問診の他、望診・切診(脈を見る)・聞診を行い総合的に弁証するものですので、問診だけでは「証」の特定が難しい場合がございます
  2. より正確な弁証をするため、詳しくお聞きする場合がございます
  3. 問診により、個人を特定するような情報が第三者に漏れ悪用されることはございません。(名前・住所などの情報は必要ありません)
  4. 漢方・サプリメントの服用よりも、「治療」が必要だと判断した場合には医師の診察をお勧めすることがあります
  5. 現在服用中の薬・治療中の疾患がある場合には必ずお伝えください