貧血

 
女性では、毎月の月経で一定量の血液が失われるため、検査値として貧血ではなくても、潜在的に血は不足している傾向にあります。
 
西洋医学的には、赤血球中のヘモグロビンの量が正常値を下回った場合「貧血」と診断されますが、中医学的には、顔色が青白い・寒がり・肌荒れしやすい・乾燥肌・めまいや立ちくらみがする・手足の冷えやしびれ ・髪が抜けやすい・髪に艶がない・不眠傾向・不穏(落ち着かず不安感がある)・シワが多いなどの症状があれば、検査値とは無関係に「血虚」と診断します。
 
赤血球中のヘモグロビンは、酸素と結びつき、組織に酸素と栄養を運びます。ヘモグロビンが減少すると、運ばれる酸素量が減り、細胞は栄養不足となりエネルギーが作られず、疲れやすい・めまい・ドキドキするなどの症状が表れます。
 
最も多いのは、鉄欠乏性の貧血ですが、そのほか葉酸・ビタミンB12・タンパク質も血液を作るためには必要です。
また、鉄分を摂る時にはビタミンCを併用すると鉄の吸収がよくなります。

 

 

ビタミンB12

おすすめ度 ★★★★

 
 
ビタミンB12は、赤血球の産生に必要で神経細胞の機能を維持したり、脂質やアミノ酸の代謝にも関係しています。
 
サプリメントを利用する場合、個別に摂るよりもビタミンB群として摂る方が効果的です。
 
特に、ビタミンB12は動物性食品に含まれるため、菜食主義者では不足しやすいビタミンです。
 
 

おすすめ度 ★★★★

 
 
成人女性の体内での貯蔵鉄量は3〜3.5g程度で、多くは赤血球中のヘモグロビンの中にヘム鉄として存在し、体内の各組織の細胞へ酸素を運搬する役割をしています。
また、鉄の一部は筋肉中にミオグロビンとして存在し、筋肉における酸素の運搬や体内の酸化・還元反応に関係しています。
 
月経のある女性では定期的に出血するため、鉄が不足しやすくなります。
 
必要以上に摂取すると過剰となり、活性酸素による障害と相関することも知られています。
 
また、ビタミンCは鉄の吸収を促進するため、一緒に摂るとよいでしょう。
 
 
葉酸

おすすめ度 ★★★★

 
 
葉酸は、タンパク質合成に関与し、赤血球の産生にも関わるビタミンです。
 
また、神経細胞の成長を促し、胎児の神経管欠損症の予防になるため妊娠を望む女性や妊婦は摂取したいビタミンです。
 
 
 
サプリメントを利用する場合、個別に摂るよりもビタミンB群として摂る方が効果的です。
また、葉酸は、合成の方が天然よりも利用効率がよいことが知られています。
 
天然サプリメントを摂る場合には、倍量を摂る必要があるため注意しましょう。
 
葉酸サプリメントに限って言えば、値段の高い天然葉酸を利用するメリットはありません。
また、「ベビ待ちサプリメント」として販売されているものは、実際は葉酸サプリメントで、通常の葉酸サプリメントに比べて値段が高いため注意しましょう。
 
 
ビタミンC

おすすめ度 ★★★★

 
 
ビタミンCは、体内の様々な代謝の過程で作用し、抗酸化作用が注目されています。ヒトでは体内で合成できないため、食品からの摂取が必須のビタミンで、美容面の他、がんのリスク低下、高血圧の予防と改善、動脈硬化疾患への効果など、健康の維持や疾患予防に大変重要な働きをするビタミンです。
 
抗ストレスホルモンの合成に必要なことから、ストレスが多い方、喫煙者では消費量が多くなり、通常よりも多く摂ることがおすすめです。
 
比較的短時間で体外に排出されるため、効果を維持するためには食事の度に摂るなど1日に何回かに分けて摂るほうがよいでそう。
健康保持や疾病予防には、500〜2000mg程度の商品が多く販売されています。日本では、特に上限量は定められていませんが、摂り過ぎると下痢や胸焼けなどの胃腸症状が現れることがあります。
 
 

 

 
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