花粉症対策に良いサプリメント
2016年02月22日 06:34
2月の初旬から花粉症の症状が出るかたもいらっしゃるでしょう。
花粉が体内に入ると、それに対して「抗体」が作られ、抗体が眼や鼻の粘膜に存在する肥満細胞に結びつくと、「化学伝達物質」と総称される、「ヒスタミン」や「ロイコトリエン」などが放出され、花粉症の症状を引き起こします。
具体的には、ヒスタミンはかゆみ、鼻水、涙眼、皮膚のかゆみ等を引き起こし、ロイコトリエンは鼻粘膜の血管を収縮して鼻詰まりを起こしたり、気管支を収縮させて咳き込みを引き起こします。
花粉症の症状を和らげるためには、まずは生活習慣を見直すことが大切です。
中医学的には、過食・睡眠不足・水分の摂り過ぎ・冷たいものの摂り過ぎ・甘い物の摂り過ぎ・運動のし過ぎ などが水液代謝の異常を招き、花粉症の症状を悪化させるとされています。
子供でも花粉症が増えているのは、宿や習い事で夜型になり、睡眠が十分ではなく、間食のために過食傾向となり、間食としてもスナックや清涼飲料水をたくさん摂る子供が増えてるからかもしれません。
下半身の冷えが起こりやすい2月は、上部に体内の熱がこもりやすく、それが鼻の症状を悪化させる原因になるとも考えられます。
ひどい花粉症に悩む方は、花粉症のシーズンだけでも食生活の改善・冷え対策を実行すると症状は和らぐでしょう。
サプリメントは、医薬品ほど症状を抑える効果はありませんが、副作用もなく継続して利用できます。
医薬品にくらべても、値段がお手頃なものが多いのが特徴です。
この時期から生活習慣の改善と併用すれば、ピーク時の症状を抑えることができます。
花粉症におすすめのサプリメント
シソの実油
DHC
シソ科の植物の種子から抽出した脂質成分に由来し、「α–リノレン酸」を多く含んでいます。
α–リノレン酸は、ω–3脂肪酸に分類され、ヒスタミンやロイコトリエンなどの化学メディエーターの放出抑制によるアレルギー症状の抑制や抗炎症作用を持つ成分です。また、ロスマリン酸はヒスタミンの遊離抑制作用や抗酸化作用もアレルギー抑制に関与していると考えられています。
多くの基礎研究や臨床試験で、アレルギー体質の改善効果が報告されています。
継続して利用する必要があるため、サプリメントの他、シソ油としてドレッシングに利用するのもおすすめです。
シソ油は酸化されやすいため、少ない量を購入し、開封後は冷蔵庫に保存して早めに使い切りましょう。
甜茶やバラの花エキスとの併用もよいでしょう。
甜茶サプリメント
サントリー
環境に敏感な方の対策として広く知られている“甜茶”。
甜茶とは、中国南部の桂林奥地に自生する植物で、その種類は主にバラ科、アカネ科。ユキノシタ科、ブナ科の4種類が挙げられます。
特に、バラ科の甜茶はとても貴重で、かつて中国では国外持ち出しが禁止されていたほど。そして、このバラ科の甜茶に、日本で最初に注目し、 研究を重ね、「気になる季節の対策としての甜茶」を生み出したのが私たちサントリーなのです。※HPより
「甜茶」とは甘いお茶の総称で、様々な種類がありますが、中国南部の広西壮族自治区で飲用されている中国原産のバラ科の「甜葉懸鈎子(てんようけんこうし)」とう種類が抗アレルギー作用を示すとして注目されています。
甜茶に含まれる「甜茶ポリフェノール」がヒスタミンの過剰分泌を抑えることが動物実験で報告されており、臨床試験でも花粉症症状の緩和効果が認められたとする報告があります。全ての甜茶が有効ではないため、サプリメントの他、お茶として飲む場合も、有効な茶葉であるかどうかを確認してから飲用しましょう。