スキントラブルの原因を知る!

毎日、洗顔時に肌の状態をチェックすることはとても大切。
肌艶はいいか?ざらつきは無いか?シミはできていないか?
 
肌は自分でチェックできる唯一の臓器といってもいいでしょう。

 

トラブルが大きくなる前に、適切な処置をして肌の状態を保ちましょう。
 
 
トラブル1 炎症
 
炎症を起こした皮膚では、この新陳代謝の過程が短く、十分に角層としての役割を持てない細胞(不完全角化細胞)が表面に出現し、炎症によって細胞の核や細胞の中の小器官が壊された状態になります。
 
外部からの異物の侵入を防ぐことができず、さらに刺激を受けて炎症がひどくなり、水分もどんどん抜けて乾燥した状態になるという悪循環になります。
 
いかに炎症を起こさないか、炎症が起こってしまったらいかに早く鎮めるかがポイント。
普段行っている間違ったスキンケア、肌に合わない化粧品、コットンやタオルによる刺激なども目に見えない炎症を引き起こし、乾燥や赤みの原因になります。
 
炎症
 
●スキントラブルは、「炎症を起こさない」ことで防げる
●炎症には、目に見えるものだけではなく目に見えないものもある
 
トラブル2  ニキビ
 
皮膚の炎症が、角層だけであれば比較的早く回復しますが、真皮にも達すると「びらん」状態となり、炎症反応は続いてしまうことになります。
 
炎症を長引かせると、やがて真皮層のコラーゲン繊維を傷つけます。
これを再生させようと過剰にコラーゲン繊維が作られて皮膚が盛り上がったようになり、「瘢痕」として傷が残ってしまうことになります。
 
ニキビは、毛を作る毛囊(もうのう)が破裂し、中の角層や皮脂・感染原因となる細菌が真皮に放出されて組織が破壊された状態。
軽い皮膚トラブルと思われがちですが、適切に処置をしなければ瘢痕が残ってしまいます。
 
若い世代では、皮脂分泌が過剰によるものがほとんどですが、中高年のニキビはホルモンバランスの異常や内臓トラブル、冷えや血行不良など複雑な原因が絡んでいます。
 
できれば、炎症が起こる前、白や黒の「面皰」の状態で受診しましょう。
 
ニキビ
 
●ニキビによる炎症は、角層だけではなく真皮層にも及び瘢痕を残す
●ニキビができたら、自己判断で市販薬を使わず、潰さずに病院へ
●繰り返すニキビは、内臓疾患やホルモンバランスの乱れが原因。皮膚科と共に内科や婦人科にも受診を。

 

 

トラブル3 乾燥&肌荒れ
 
肌荒れは、角層の水分が不足することで皮膚のバリア機能が低下し、外界からの刺激を受けやすくなることが原因で起こります。
肌荒れを防ぐには、角層の水分を逃がさないように働く物質がきちんと働いていることが大切です。
 
女性では、30歳頃に皮脂分泌は低下するため、乾燥しやすくなると言われています。
部分的に脂っぽくても、皮膚全体としては乾燥傾向にあるため
高い洗浄力のあるものを毎日使っていると、本来は角層を守るはず皮脂を摂り過ぎてしまい、肌あれを起こしてしまいます。
 
肌荒れを起こしている皮膚は、正常な肌に比べて敏感になっており、美容液やオイル・乳液などの成分にも反応し、さらに炎症を起こしてしまうことも。
 
お顔の皮膚は、角層が薄いためい生まれ変わりも早く通常であれば2週間もすればトラブルは治まってくるはず。
 
触ってみてざらつく、ひきつるなどの感じがあればあれこれと使わずに、まずはしっかりと泡立てた石けんでこすらずに洗い、軽く水分を拭き取ってからすぐに白色ワセリン・プロペトなどの保護剤を塗って、10時には寝るようにしましょう。
 
肌の回復には外から塗るよりも、「成長ホルモン」を分泌させること。
 
まずは、寝ることを優先しましょう。
 
ドライスキン
 
●ドライスキンは、角層の水分不足が原因
●乾燥しているからといって、乳液やクリームを塗るのはかえって悪化させることになる
●毎日の肌状態は洗顔時にチェック、触ってざらつく、しばらくするとすぐにひきつるなどがあれば要注意
●肌荒れの処方箋は「成長ホルモン」で皮膚の回復を早めること
 
 
トラブル4 シミ
 
皮膚のシミは、炎症反応が長引くことによって起こります。
炎症時に、免疫反応が起きるとそれに関与する様々な物質が細胞から放出されて組織に出てきます。
これらの物質は、メラノサイトを刺激してメラニン色素を作らせるように働くため、皮膚の炎症が消えても、皮膚に淡い褐色(シミ)が残るのです。
 
皮膚の炎症が激しいほど、色が残る期間が長くなり、新陳代謝が衰えた肌ではずっと残ることになります。
 
炎症が起きた場合には、まずは早く抑えることが必要。
皮膚科で処方されるステロイド剤は、抗炎症作用が強いだけでなく、細胞が刺激されて分泌される様々な物質が増えるのを抑制するため、メラニン色素の合成も抑制します。
 
ステロイドと聞くと、副作用が強く皮膚にあまりよくないというイメージを受ける方もいらっしゃるかもしれませんが、炎症を早く抑え、シミを作らないようにするために、適切な期間使用することは全く問題ありません。
 
シミ
 
●シミは炎症反応の結果、メラノサイトが刺激されてできるものである
●シミの予防には、炎症をいかに早く抑えるかがポイント
●ステロイドは、炎症に伴う様々な反応を抑制するため、炎症後の色素沈着を予防する効果が期待できる
 
 
トラブル5 シワ
 
顔のシワは、乾燥した環境で角層が水分を失って硬くなるとできる「ちりめん皺」と長い間紫外線を浴びることでできるごわごわとした深いシワとがあります。
 
ちりめん皺は、乾燥を防ぐことで予防できますが、深いシワを予防するには紫外線対策が必要です。
 
紫外線を長く浴びると、真皮の繊維細胞では弾性繊維が過剰に作られます。これにより、皮膚ははりも弾力もなくなり、たるんだままとなるため皮膚に深いシワが刻まれます。
 
 
シワ
●ちりめん皺は乾燥、深いシワは紫外線が原因
●紫外線は、UVAとUVBがあるが、シミやシワの原因となるのはUVA。 日焼け止めを使うときはPA+++以上のものを使用する
●できてしまったシワには、レチノール・レチノイン酸といったビタミンA誘導体が効果的
 

 

 
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