交感神経を鍛えるために〜すぐに怒ってしまう時の対処法
誰でも、相手の言動にイラっとして怒りたくなることはあります。
相手を威嚇して、怒鳴ってしまう。
怒りの感情が沸き上がってくると、早口で、言いたい事を言ってしまう。
これでは相手には何も伝わりません。「ただ、怒ってて怖い」ということしか。
前にも書きましたが、怒りの感情に任せて言いたい事を言ったり、怒鳴ってしまうのは、相手を威嚇したい、服従させたい、怖がらせたいという目的が自分にあって、そのために自分が選んだ行動なのです。
「怒る」目的は、自分が怒っていることを相手に伝える以外に、相手の言動を改めて欲しいという思いもあるはず。
まずは、怒りの感情が出てきたら、話をする口調を、意識的にゆっくりしましょう。
早口では、怒りの感情がより増してしまいますが、ゆっくりと話す事で感情的に怒鳴ることを防ぎます。
少しその場を離れ、客観的に「私は何に怒ってるんだろう」「怒ることによって何かメリットがあるのか?」「怒って状況は良くなるのか?」と自分自身に問うてみましょう。
そして、自分が嫌な気持ちになったことをを相手に伝えましょう。
「こうしてくれたら、助かる」「こうしてくれると嬉しい」「こういうことをすると、悲しい」
相手の行動を非難したり中傷するのではなく、相手の行動によって自分がどれほど困ったか、悲しいかなど自分の感情を伝えると必ず相手に伝わります。これがたとえ小さな子供であっても。
ただ、「怒る」という行為だけを考えると、交感神経を興奮させて、血圧は上昇し、脈は早くなり、呼吸は浅くなり、相手を威嚇するために
顔のシワは増えて、体内には活性酸素が上昇しびビタミンCが大量に消費されてしまいます。
アンチエイジングとは真逆のことが体内で起こっているのです。
シワが寄り、顔をしかめている顔は美しさとはほど遠いものです。
怒りの感情が湧いてきたら、すぐにその場から立ち去ること。
そして問いかけてください。
「これは、シワが増えるだけの価値があるの?」
アンチエイジングのために高いサプリメントをとったり食事に気をつけるよりも、交感神経を鍛えて、ちょっとの事では怒らない方がよっぽどアンチエイジングに効果的です。