基礎化粧品の目的を知って賢く使う!〜化粧水篇
まず、どのブランドでも揃えているのが化粧水ですね。
洗顔 → 化粧水 → 美容液 → 乳液(クリーム)とラインナップが揃ってます。
でも、これって本当に全て必要なの?疑問に感じたことはありませんか?
まず、化粧水
化粧水の目的は、一時的に洗顔後の肌を乾燥させないように守ること。
あくまでも、一時的に です。
肌の構造からすると、水溶性の化粧水がグングン吸収されて、肌の水分を高めるということはありません。
肌は、外部の異物(化粧水も異物です)から皮膚を守るために、異物が入らないようにする役割があるのです。
私たちの細胞の最も外側の細胞膜は、コレステロールなどを主成分とする脂溶性で、水を弾く構造をしています。
さらに、細胞と細胞の間には、細胞間質と言われる成分(セラミドなど)が埋まっていて、外部からの異物の侵入を防いでいます。
洗浄力の強いクレンジング剤や洗顔料を使うと、これらの必要な油分が除かれて乾燥し、そこに化粧水を使うとあたかもグングンしみこんでいくような錯覚になるのです。
高い化粧水を使っても、ほとんどが水。そして、皮脂をとり過ぎて乾燥したところに、化粧水を使ってもとり過ぎた皮脂を補うわけではなく、
すぐにまた乾燥します。
これは、そもそも皮脂をとりすぎなければ、乾燥はしないということ。
洗顔後、突っ張るような感じがない方は化粧水はあえて使わなくても大丈夫です。
ただ、純粋に水だけではすぐに蒸発してしまうため、乾燥が気になる方は化粧水を利用する意味はあります。
ただし、成分が細胞の奥まで浸透する・・ことは化粧品としての効能上ありえないので、使いたい方はお手頃のものでかまいません。
化粧水にお金をかけるより、美容液やクリームの成分にこだわる方が効果的です。
付け方は、手のひらにたっぷりととった化粧水を、両手で包み込んで温めるようにし、お顔にぴったりとつけてじっくりなじませます。
ぱたぱたと顔を叩くのはだめ。
肌のシミは、ほんの少しの刺激の積み重ねでできてしまいます。