変われないのではなく、変えたくない?
変化というのは、自分自身を受け入れた瞬間に起こります。
自分自身の感情や気持ちに気がつくこと=変化 なのです。
反対に、気がつかないと変化は起こりません。
なんだかイライラする、気持ちが落ち着かない、周りの人に優しくできない、嫌な態度をとってしまう。
そういう自分から目を背けたくなります。
でも、一呼吸して、自分の心の変化に目を向けてみること。
なぜ、私はそういう行動をとるのだろう?
アドラー心理学では、「突発的な」とか「無意識に」というのを否定しています。
「全ての行動は、何らかの目的を達成するため自らが選んで行動している」
例えば、すぐにカッっとなって相手を怒鳴ってしまう人。
これは、相手威嚇して服従させたい。相手より強く見られたい。相手に自分を認めてもらいたいなどの「目的」があって、自ら怒鳴ることを選んでいる というのです。
目的がはっきりしていれば、怒鳴る以外に他に方法があることに気づくことができます。
「イライラする」というのは感情ではなく、状態。その状態を引き起こしている原因は?その時の自分の感情は?
思いつくことを書いてみます。
●夫の態度が気に入らない
●仕事でミスばかりする
●上司に自分ばかり注意される
などなど
そして、なぜ自分はそう思うのか?を分析していきます。
●夫と最近話をしていない。何か自分が気に触ることしたのか?
●ミスが続くのは注意が足りないから?集中できないのは、夫と話をしていないから。そのことが気になってるのかしら?
●上司は上司で何か問題を抱えてるのかしれないな・・
イライラするのは、自分が何とかしたいと思って行動しようとしてる現れなんじゃないかな。夫から話をしてくれるのを待っているのかも。
夫と話をしてみよう。
自分に目を向けるのは、時に辛く苦しいことです。でも、なぜ?と問いかけると、その目的が見えてきます。
自分の突発的な行動や感情の目的を知れば、何をすれば目的を達成できるのか、考えて行動する余裕が出来るのです。
貴女自身の気持ちに目を向けた時、変化は起こります。