松康泉
松康泉の主成分である、松節(しょうせつ)は、中医学では「去風燥湿薬」として使われ風寒湿痺の関節痛に利用されています。
温・苦の性質を持ち、特に、筋骨の間の風湿を除くために「寒湿による痺証」に適しており、温性のため,熱証には使用されません。
また、「不妊症」に使われるような、養血・滋陰などの効能は中薬としては表記されていません。(中医臨床のための中薬学:東洋学術出版社)
松康泉には、松の節(瘤)から抽出したエキスのプロアントシアニジンが含まれ、すっぽん、柳葉、豚ゼラチンを配合した「健康食品」として「徳潤」から販売されています。
生薬としての、松節は、9〜15g程度を煎じたり、酒に漬けて服用するとされています。
松康泉には、この抽出エキス量として含まれているようですが、煎じたものと同程度の成分が含まれているかは定かではありません
商品自体は、「健康食品」としては原材料にこだわっており、残留農薬の検査などもしっかりと行われているようなので、安全性には問題は無いでしょう。
あくまでも、「健康食品」ですので、有効性を表示する事は薬事法違反となります。
ただ、スッポンエキスや、豚ゼラチン(コラーゲン)も含まれているようなので、節々が痛かったり、寒湿による痛みや生理痛がひどい、顔色がくすんでいる、肌がかさついているなどの瘀血の肌症状がある方は、試してみるのもよいでしょう。
販売元:「徳潤」