酵素ドリンクを選ぶ基準
ファスティングを成功させるポイントは、専用の酵素ドリンクを利用すること。
酵素ファスティングは、「カロリーを摂らない」ということではなく、いかに「カラダに負担なくカロリーを摂取するか」が成功のポイント。
内臓に負担をかけず、吸収されやすい形になった栄養素は、カラダの新陳代謝を落とさずに内臓を休ませ、消化酵素から代謝酵素へのシフトを助けてくれます。
反対に、ファスティングに向かないドリンクは
●自分で作ったもの
●安いもの
自分で作るドリンクは、保存がきかず、材料も50〜70種類も揃える事は困難であり栄養にも偏りがあります。
また、食材が無農薬かどうかもわかりません。
仮に、50種類以上の食材を、完全無農薬で揃えるとなると、コストがものすごくかかります。
安いドリンクは、濃縮果汁に酵素を混ぜただけのもので十分発酵していないものがほとんど。
厳選した食材で、十分な発酵期間を経て作られた酵素ドリンクは、内臓に負担をかけずに必要なビタミン・ミネラルを含む、ファスティングに適したものと言えます。
酵素ドリンクを選ぶ基準
●30種類以上の野菜や果物を原料としていること:
食物には、様々な酵素が含まれますが、それぞれ異なった酵素を含んでいるため、種類は多ければ多いほど、多種多様な酵素が含まれています。ただし、「普段食べるものが原料となってる」ことにも注目して下さい。やたらカタカナで書かれていて、見たことも食べたこともないような「食材」が入っていることもあります。
●可能な限り完全無農薬の野菜や果物を原料としていること:
農薬は、それ自体がカラダにとって有害であり体内に入ると解毒するために多くのエネルギーや酵素が使われます。特に脂溶性の農薬は、分解されずに体内に蓄積されることがわかっています。残留農薬検査をしているとベストです。
●必要以上に、「飲みやすさ」をうたっていないこと:
酵素ドリンクは、発酵食品であり、らっきょうのような味や匂いがするのが一般的です。
○○風味などと書かれているものは、香料や果汁を後から追加していることが多く、本来の酵素ドリンクの意味では適していません。
●適正な価格設定であること:
1本何万円もする酵素ドリンクは、実際にはなかなか手が出ないですが、安すぎるのも問題です。
野菜や果物を発酵させるには、最低でも数ヶ月〜3年程度の期間が必要であり、大量に生産できるものではありません。
必然的に、厳選した食材で、十分な発酵期間を経て作られた酵素ドリンクは、値段もそれなりに高くなります。ただ、高ければいいというわけでもなく、高すぎるものは適正価格ではありません。
安い酵素ドリンクは、濃縮果汁に酵素を混ぜただけのもので十分発酵していないものがほとんどで、本来の酵素ドリンクという意味では全くの別物です。
720mlで、6000〜8000円程度を目安とし、極端に安いものや高いものは利用しないようにしましょう。
●1mlあたりのカロリーが低すぎない
酵素ファスティングは、「カロリーを摂らない」ということではなく、いかに「カラダに負担なくカロリーを摂取するか」が大切です。新陳代謝に必要なカロリーの目安(基礎代謝量)は、1日1200kcalと言われていますので、最低でも900kcalは摂りたいところ。酵素ドリンクによっては、カロリーを控えているものがありますが、カロリーを控えることは意味がありません。
目安として、1mlあたり2〜4kcalはあるものを選びましょう。
1mlあたり3kcalだと、最低でも1日に300mlの酵素ドリンクを飲む事になります。(酵素ドリンクのみでファスティングを行う場合)