香味野菜でカラダの気血水をめぐらせる

香味野菜は、独特の香りを持つ野菜で、特にその香り成分の健康効果が期待されているものです。

薬膳では、行気(気の巡りを良くする)働きを持つものが多く、気・血・水の滞りを防いでくれます。

 

食材 特徴
生姜
生姜に含まれる香り成分(ショウガオール)には血行促進や、新陳代謝を活発にする作用があり、体を温めたり、発汗を高めるのに効果的です。
 
生の生姜は、「生姜(しょうきょう)」 、蒸して乾燥したものは「乾姜(かんきょう)」と呼ばれています。
 
生の、生姜は発汗解表効果が高く、風邪の初期には、すりおろした生姜に黒砂糖を加えたホットドリンクがおすすめです。
 
また、乾燥させたものや、加熱調理したものは温める効果が高まります。
 
そのほかにも食欲増進作用や、疲労回復、冷えによる吐き気などにも有効です。
 
辛みのもう一つの成分(ジンゲロール)には強い殺菌作用があり、がん抑制効果も期待されています。
にんにく
特有の臭いの成分(アリシン)には、血行促進作用があり、身体を温めて血をサラサラする効果が期待できます。
 
また、ビタミンB1の吸収を助けるため疲労回復や滋養強壮の効果もあり、胃腸の冷えなどによる夏バテに最適。
 
生は熱性、加熱したものは温性で、体内を温める働きが強いのが特徴です。
 
熱感が強い人、更年期で身体のほてりが強い人には不向きです。
 
赤唐辛子
唐辛子の辛み成分(カプサイシン)には、毛細血管の血流をよくして体温を上げる働きがあります。 
 
また、消化を促すため食欲不振にも有効です。血行不良から起こる肩こりやしもやけにも効果的。
 
唐辛子には、β–カロテン、ビタミンB群、C、Eも多く含まれます。辛みの少ないししとうがらしなら、たくさん食べられますね。熱性のものですので、熱感がある場合には控えましょう。
ニラ
香り成分(アリシン)は食欲を増進させ、ビタミンB1の吸収を高め疲労回復に効果があります。抗血栓作用で血液をサラサラにし体を温める働きもあり、薬膳では特に足腰の冷えや狭心症などの効能があるとされます。また、β-カロテンをはじめビタミンC、Eの抗酸化力の強いビタミン類や、カルシウム、カリウム、鉄などのミネラル分も多く含まれており、滋養強壮、貧血、免疫力を高める効果が期待できます。
玉ねぎ
葱やにんにくなどと同じくたまねぎにも目に染みる辛味の成分(硫化アリル)が豊富に含まれており、ビタミンB1の吸収を促し、疲労回復、食欲不振やストレス解消の効果を発揮します。血液をサラサラにし、めぐりを改善するので、末端の冷えにも有効です。加熱により効能が失われるので、サラダなどでの生食がおすすめです。
青じそ
紫蘇に特有な芳香成分(ペリルアルデヒド)は、胃液の分泌を促し食欲増進作用があります。発散作用もあり、胃腸の冷えや痛みにも効果的。
青紫蘇のβ–カロテン、カルシウムの量は食用食野菜の中でも最も多い、紫蘇の種子から注種したしそ油には、α–リノレン酸が多く含まれており、血行促進作用や血栓抑制作用が期待できます。
生薬としても用いられ、紫色の蘇葉は、悪阻などの嘔吐の症状の緩和や軽い風邪に用いられます。
また、気を巡らせる働きがあるため、精神的なストレスの緩和にも役立ちます。
白ネギ
香味野菜に共通する特有の臭いと辛みの成分(アリシン)が含まれ、ビタミンB1の吸収を助けて疲労回復や血行促進効果が期待できます。また、消化を促し食欲がないときにも胃をすっきりさせてくれます。薬膳では、白葱には発汗作用・温める作用・解毒作用が、葉葱には消化促進や食欲不振に用いられます。 刻むことで、細胞が壊れてアリシンがたくさんできますが、時間とともに消滅するため、食べる直前に調理しましょう。

 

 
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