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疲れやすい
疲れを甘くみてはいけません。
疲れやすい、だるさがとれないなどの症状は、カラダが不調を訴えている証拠。
肝機能低下や貧血によっても、疲れが続くことはありますが、特に検査値に異常はないけれど疲れがとれないという方もいらっしゃいます。
このような場合、一時しのぎのドリンク剤を飲んでやり過ごす場合もあるでしょう。
しかし、ドリンク剤のビタミン類が、飲んですぐに吸収されて疲れを取るということはありません。
ドリンク剤の多くはカフェインを含み、気部的な高揚や身体的な高揚をもたらすだけで本当に疲れをとっているわけではなくいのです。
ドリンク剤を常用すると、カフェインに対する依存が起こり、飲まないといられないようになることも。
虚弱体質や気血不足である場合には、漢方薬で「気・血」を補い、体調を整えることも有用です。
「滋養強壮」を目的としたサプリメントや健康食品は多く販売されていますが、エネルギーを作り出し、代謝を正常にするビタミンやコエンザイムQ10などは万人向けで値段もお手頃ですし、「人参」「マカ」 など伝承ハーブや生薬は産地や含有量、値段にも大きな差があり、製品を厳選する必要があります。
アシュワガンダ |
おすすめ度 ★
インド人参とも呼ばれ、アーユルヴェーダでは古くから利用されているインドの伝統的なハーブです。
有効成分として、アルカロイド類、サポニン類を含み、基礎研究では「ウィタフェリンA」の抗腫瘍作用や抗酸化作用、抗菌作用、免疫力増強作用、抗炎症作用、鎮痛作用などが示されていますが、ヒトでの医学的な臨床試験は十分とは言えません。
伝統的に使用されてきたもので、特に問題となる副作用や有害作用は報告されていませんが、大量摂取では胃腸障害が起こることがあるとされています。
一般的には、根の乾燥粉末3〜6g相当量を継続して服用する必要があり、短期間での効果は期待できません。
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エゾウコギ |
おすすめ度 ★
エゾウコギは、シベリアから中国の黒龍江省にかけて自生する植物で、高麗人参と同じウコギ科の植物ですが、人参とは属が異なり、含まれる成分も大きく異なります。
有効成として、特有の配糖体、クマリン誘導体、リグナン類、ステロール配糖体、テルペン類などがあり、これらが様々なホルモン受容体に結合して効果を発揮すると考えられています。
免疫賦活作用、滋養強壮作用やスタミナアップを目的として販売されていますが、ドーピング対象にならないため、特にスポーツ選手の運動能力増強剤として使われています。
免疫力増強効果に関しては、4週間の投与で、Tリンパ球やNK細胞の増加が認められたという研究報告があります。
一般に、短期間での効果は期待できず、継続する必要があります。
また、頭痛、頻脈、不眠などの症状が現れることがあるため、まずはサンプルかお試しで数日服用してみましょう。
臨床試験での服用量には幅があり、300mg、970mgといった例がありますが、特に摂取量は決まっていません。
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高麗人参 |
おすすめ度 ★★★
高麗人参(朝鮮人参)は、和名ではオタネニンジンと呼ばれるウコギ科のハーブで、「日本薬局方」では虚弱体質の改善・肉体疲労の回復・病中病後の体力回復の効能が記載されています。また、抗ストレス作用や冷えの改善、血栓形成抑制などの働きも期待され、多くのサプリメントや健康食品が販売されています。
代表的な有効成分は、「ジンセノサイド」で、30種類近くのジンセノサイドと、ビタミン、ミネラル、アミノ酸などが含まれ、これらが相乗して効果を発揮すると考えられています。
臨床研究では、認知機能の低下を防ぐことが確認されており、また抗がん作用に関して多くのデータが報告されています。
品質によるばらつきが大きく、信頼できるメーカーのものや、漢方薬局での購入がよいでしょう。 短期間では効果が期待できず、継続する必要がありますが、高麗人参は非常に高価なものですので、それなりのお金がかかります。 必要な場合もありますが、費用対効果を考え、代用できるものがあればそれを利用しましょう。成分に由来する、口渇、動悸、悪心、不眠などの副作用が報告されています。
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マカ |
おすすめ度 ★
マカは、滋養強壮や疲労回復などを目的に伝統医療で用いられてきたペルー原産のハーブで、最近では精力増強や不妊症に対する効果も注目されています。
詳細なメカニズムは不明ですが、ビタミン・ミネラル他様々な生理活性物質が含まれています。
医学的な臨床試験のデータは十分ではなく、効果が見られたとされる多くは基礎研究や症例報告によるものです。
中でも男性の勃起不全や精力増強に対する報告が多くあります。
疲労回復効果を得るためには継続した服用が必要となります。
勃起障害に対しても、医薬品のような即効性はなく、服用後に効果がすぐ出るということはありません。少なくとも1ヶ月、問題がなければ2〜3ヶ月の服用後に効果を判定します。
安全性は高く、特に問題となる副作用や健康被害の報告は認められていません。
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紅景天 |
おすすめ度 ★★
紅景天(ロディオラ・ロゼア)は、古代ギリシャ時代から伝統医療で用いられてきたハーブで、近年その抗ストレス作用や疲労改善効果、抗うつ作用や認知機能の改善作用が注目され、研究が進められています。
特有の成分としてロサビン、ロシン、ロサリン、また各種アルカロイドやポリフェノール類、フェニルプロパノイド類を含みこれらが相乗して効果を発揮するとされています。
基礎研究や臨床試験において、疲労回復効果や認知機能改善、抗うつ作用が認められています。
服用法は、食前に、50〜400mg/日 1日50mg程度の少量から開始し、3日〜2週間ごとに増やしていきます。
稀に消化器症状が起こる事があり、少しずつ増やしていくことは、消化器症状の回避にもつながります。
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アンセリン |
おすすめ度 ★
アンセリンは、マグロやカツオなどの回遊魚の筋肉組織に多く存在する、L–ヒスチジン含有化合物です。
生理機能として、
①抗疲労作用
②抗酸化作用
③尿酸値低下作用
④組織修復促進作用 などの報告があります。
サプリメントは、抗疲労作用、尿酸値低下作用を目的としたものが多い様です。
回遊魚では、筋肉組織が発達し、長距離を泳いでも疲労しにくい構造になっいます。
これにはアンセリンが関係し、アンセリンは無酸素運動によって生成する「プロトン」(疲労に関係する成分)を緩衝作用があり、筋肉のPHの低下を防ぐと考えられています。
短期間では、効果は実感できないため継続して服用することが必要です。
もともと食品に含まれる成分であり、安全性は高いと考えられます。
予備的な研究で使用されたアンセリンの量は20mgを毎食後とされています。
市販されているサプリメントは、1日量50mgのアンセリンを含むものが多い様ですが、アンセリンの量が極端少ないものは避けましょう。
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シトルリン |
おすすめ度 ★
シトルリンは、スイカの絞り汁から単離されたアミノ酸で、体内では遊離アミノ酸として、抗酸化作用や一酸化窒素産生促進作用、尿路の整合性回路、また皮膚の水分保持にに関与しています。
欧米では、L−シトルリンの抗疲労・強壮作用を目的に、アスリート向けのサプリメントとして広く認知されています。
効果を得るためには、継続して服用する必要があります。
アミノ酸は、一つだけ多く摂るのではなくバランスが大切。
シトルリンはスイカ、キュウリ、メロン、ゴーヤ、冬瓜などの野菜に含まれる成分であり、安全性は高い成分です。
しかし、食品からの継続した摂取の方が他栄養素も摂れてバランスが良く、相乗効果があるのではないのでしょうか。
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コエンザイムQ10 |
おすすめ度 ★★★
コエンザイムQ10(CoQ10)は、体内のエネルギー源であるATPを作り出すために必要な補酵素で、細胞や組織の働きを補助します。医薬品成分として、心疾患に利用されており、安全性、効果ともに認められている成分です。また、強力な抗酸化作用があり、エイジングケアや生活習慣病の予防効果も期待されています。
食物からの摂取の他、体内でも作られますが20歳を境にどんどん作られる量が減っていき、必要量は増えて行きます。
医薬品としては1日30mgで服用します。サプリメントとしては、1日60〜300mg程度で販売されているものがありますが、一般的には100mg/日を目安としましょう。
食品からこの量を摂取しようとすると、肉や魚を大量に食べる必要があるため、サプリメントの利用がおすすめです。
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ビタミンB群 |
ビタミンは、体内で作り出すことがほとんどできないため、食品から摂る必要があります。
ビタミンには、「脂溶性ビタミン」と「水溶性ビタミン」があり、多く含まれる食品も異なります。
ビタミンは、お互いに協力し合いながら体内で新陳代謝や老廃物の排泄・活性酸素除去やエネルギー合成・ホルモン合成などに働くため、どれか一つをたくさん摂るのではなく、まんべんなく摂ることが大切。でも、レストランのように、食毎日様々の食材を使うのは現実的ではありません。
[赤・緑・黄・黒・白」 5色の食材はそれぞれ異なるビタミンやミネラルなどの栄養素、酵素を含みます。
まんべんなく栄養素を摂るために、5色の食材を使いましょう。
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食酢 |
おすすめ度 ★
黒酢や香酢、果実酢など多くの飲料が販売されています。
主成分は酢酸で、その他有機酸、アミノ酸が含まれます。
酢酸は疲労回復作用、消化液分泌促進作用、カルシウム吸収促進作用、血圧上昇抑制作用、肥満改善作用などが報告されており、「特定保健用食品」としても効能表示が認められています。
胃酸分泌を促すため、そのままでは胃への刺激が起こりやすく、空腹時は避け、また薄めて飲むのが一般的です。
短期間では効果を感じにくく、継続して利用しましょう。
飲みやすいお酢を適度に希釈して飲めば、あえてサプリメントを利用しなくてもよいでしょう。
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