中医学的に病気の原因を考える その④ 「湿」

日本は湿気が多い環境のため、私たちの体は「湿」の影響を受けやすいと言われています。

湿は、夏から秋の境目の時期を支配する気で、夏の陽気が大気中の水分を蒸発させて湿気が満ちるため、この時期には最も湿気が多い季節となります。

湿邪には外湿と内湿があり、外湿は湿気の多い気候や水気の多い環境に長く居た場合、また雨に濡れるなど外界の湿邪が人体を侵襲することによって発病するもので、内湿は脾の運化機能が低下して、水質が体内をめぐらずに停滞して凝集したもので、外湿と内湿は互いに影響します。

「湿邪の特徴」

①重濁の性質を持つため、湿邪が原因となる病態では頭が締め付けられるように重く、疲労したように全身が重だるく、手足がだるくて重くなるといった症状が現れます。関節や経絡を襲うと、陽気が散布されずに皮膚感覚が鈍くなったり、関節が痛くて重くなります。

また、濁とは汚い・汚れたという意味で、目やに・軟便・下痢便・尿の混濁・帯下病・ジュクジュクした湿疹などの症状が現れます。

②湿邪は陰邪のため、気流れを滞らせて昇降運動を乱すため、経絡が流れずに胸くるしい・胃のつかえ・尿が少なくてスッキリと出ない・排便してもスッキリしないなどの症状が現れます。湿邪によって脾が障害されると、水湿の散布ができずに、停滞し、下痢・尿が少ない・浮腫・腹水などが生じます。

③湿は粘性の性質を持つため、排泄物・分泌物が滞ってスッキリせず、また治療が長引くことが多くなります。

④湿は下に向かい、陰位を犯すため、湿による症状は下半身に表れやすくむくみや下痢などはその典型です。

 

 

 

 

 
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